こんにちは、店長の前田です!
(。・ω・)ノ゙ コンニチハ
イタリアのスーツ事情を北と南に分け、
先に南のナポリについて詳しく解説しましたが、
今度は北側、ミラノに迫ってみましょう。
(‘0’)/ハイ!
ミラノは、工業、商業、金融業を中心に
栄えてきた歴史をもつ都市で、
現在はファッションとデザインが代表的な2大産業であり、
世界中から新鋭クリエイターが集まる街として有名です。
年に2回開催される
ミラノコレクションに代表されるように
モード系ファッションの発信地としての役目もあり、
常に最先端の洗練されたファッションを
生み出しているというイメージが強いでしょうか。
( ゚ー゚)( 。_。)ウン♪
おしゃれな人たちが行き交う
モンテ・ナポレオーネ近辺には、
イタリアを代表するブランドや高級ブティック、
ファッション関連のプレスオフィスなどが軒を連ね、
そのなかにスーツを販売する紳士服専門店もあります。
ミラノの紳士服店は、
世界規模で展開するブランドが多く
家族経営が主体のナポリのサルトリアに比べると
その規模は圧倒的に大きく、
どこかビジネスライクな雰囲気が漂うのが特徴でしょう。
( ´△`)アァ-
もちろん、
メインとなるのはオーダーメイドですが、
最近では分業によって大量生産された
高級な既製服を販売するショップも
多く見られるようになってきているみたいです。
そんなミラノの高級テーラーで仕立てられる
スーツのデザイン、ディテールは、
同じイタリアではあるのですが、
やわらかさを前面に出したナポリのスーツとは異なります。
その理由は、
ミラノがビジネス都市だということが
大きく影響しているのだとか。
(〟-_・)ン?
ミラノは銀行が多い街でもあり、
そこで働くビジネスマンたちが
富裕層が行う資産運用の信頼を得るためにと、
エレガントさは出しつつも、
品位が保てるしっかりとしたスーツを好んで着たのです。
そういった経緯から
ミラノのスーツはイギリスの仕立てに近い
カッチリとしたクラシックなものとなっていった、と。
まぁ、それでもイギリスのスーツに比べると
だいぶやわらかな仕立てではありますけど、
ブランド力を生かしてグローバルな展開をするうえでは、
ちょうどいいスタイルなのかもしれませんね。
( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム・・・