- ハイブランドのネクタイは持っていた方がいい?
- ネクタイのブランドを選ぶポイントは?
- プレゼントにおすすめのネクタイブランドはどれ?
ネクタイは対面したときに目につきやすいアイテムです。高価なブランドのネクタイを何本も用意する必要はありませんが、大事な商談やイベントなど、ここぞというときはネクタイのブランドにも気を配りましょう。
ブランド品というと価格が高いイメージですが、ネクタイでは初心者にも手に取ってもらいやすいように手ごろな価格帯のシリーズを出しているブランドもあります。
ブランドごとに価格帯やデザインの特徴に違いがあるので、ブランド名にとらわれず普段の服装と合わせて選ぶのも重要です。
特に、社会人になって間もない20代は背伸びしてハイブランドの商品を身に着けても、スーツとのバランスが取れないことがあるので、自分に似合うブランドを選べるようになりましょう。
場面に合わせたネクタイの色や柄などの選び方については≫ネクタイの使い方についてで紹介しております。ぜひそちらもあわせてご覧ください。
ネクタイのブランドを選ぶときは年齢や着用シーンも意識しよう
ネクタイのブランドを選ぶとき、ブランドにくわしくないと聞いたことのあるブランドを買ってしまいがちですが、人気があるからといって使いやすいとは限りません。
ネクタイのブランドを選ぶときには、ネームバリューやデザインのおしゃれさだけでなく自分の年齢や着用シーンに合うかどうかも考えて選びましょう。
20代が普段から高価すぎるネクタイをしてしまうと、傲慢な印象を与えてしまうこともあります。逆に、40代や50代になっても安っぽいネクタイをしていると信頼できない人という印象になってしまう場合もあるのです。
《ネクタイのブランドを選ぶポイント》
- スーツとのバランスがとれているか
- 使うシーンをイメージできるか
- 身の丈に合った価格帯か
せっかくのブランドネクタイも、選び方を間違えると浮いてしまいおしゃれに着こなせません。自分に合ったブランドを選べるようになりましょう。
年代別おすすめのネクタイブランド
年代によってスーツの着こなしが違うように、ネクタイのブランドも年齢によって向いているものと向いていないものがあります。
ブランドにくわしい場合は、お気に入りのブランドから似合うデザインを選べばいいのですが、どのブランドを選べばいいかわからないという人のために、代表的なデザインや特徴について紹介します。
20代のブランドネクタイは使い回しやすいデザインがおすすめ
20代には1万円前後で使い回しがきく定番柄を多く扱っているネクタイブランドがおすすめです。
ブランドのネクタイでも手ごろなものは5,000円程度で購入できるので、営業職など人に会う機会が多い場合は低価格帯のネクタイを多めにそろえておきましょう。
ポールスミス(Paul Smith)
価格帯10,000~20,000円
ハイブランドの中では手ごろな価格帯のブランドです。イギリスの伝統的なデザインを取り入れているため、幅広い年代から好印象を持ってもらえるネクタイになっています。
ビジネスシーンで使いやすいストライプ(レジメンタル)や着回しに使いやすい小さなドット柄など、初心者でも気負わず付けられる柄が多いです。
カルバンクライン(Calvin Klein)
価格帯5,000~10,000円
アメリカ発祥のブランドでスタイリッシュなデザインが多く若い世代でも気負わずにつけられるのが特徴です。価格が他のブランドより安いので、複数本購入したいという場合にもおすすめです。
ストライプやチェックなどは、さりげなくロゴが入ったデザインで単調な雰囲気にならずおしゃれに見えます。
ヒューゴボス(HUGO BOSS)
価格帯20,000~30,000円
ドイツの高級ブランドで、ファッション性の高いスタイリッシュなデザインはスポーツ選手にも高い人気を誇っています。
クラッシックな「BOSS」とカジュアルな「HUGO」の2つの商品ラインを展開しており、ビジネスシーンには「BOSS」がおすすめです。
遠目には無地に見える小さめの柄が多いのでシックで洗練された印象になります。
30代と40代はブランドネクタイで落ち着いた雰囲気を目指す
30代や40代は仕事で責任のある立場についている人も多いので、相手に信頼感を持ってもらえるように派手すぎないデザインを選びましょう。
素材にも気を配り、光沢やハリのある上質のブランドを選んでください。
ブリオーニ(Brioni)
価格帯30,000~50,000円
イタリアの老舗テーラーブランドで、独自のネクタイ芯を使い手作業で作られたネクタイには程よい厚みと柔らかさがあります。
おしゃれな幾何学模様や小紋柄のデザインは、同系色で柄を入れているため派手過ぎずフレッシャーズでも使いやすいネクタイです。
セレブに人気があり20代にとっては価格が高いと感じるかもしれませんが、特別な日のためにネクタイを準備するなら候補にくわえてほしい逸品です。
エルメス(HERMES)
価格帯30,000~50,000円
バックやスカーフなどさまざまな商品を展開しているハイブランドですが、ネクタイの価格はそれほど高額ではないので手を出しやすいかと思います。
デザインには小紋柄が多いのですが、定番のストライプや無地もあるため奇抜なデザインが苦手な人はシンプルなものを選びましょう。
ゼニア
価格25,000〜40,000円
「ピュアシルク」と呼ばれる発色のいい高品質のシルク生地で作られており、締めやすくビジネスシーンで使いやすい柄が多いのが特徴です。
一見無地に見えるものでも織模様が入っているなど、デザインにもこだわっているネクタイで着まわしやすさと高級感を兼ね備えています。
ゼニアはネクタイだけでなくスーツやコートも扱っており、高級感のあるゼニア生地を使ったゼニアスーツのオーダーもおすすめです。
50代がブランドネクタイを選ぶときは遊び心を取り入れてもOK
50代はスーツを長く着こなしている年代なので、使いやすいネクタイのブランドも熟知しているかと思います。年代を重ねたからこそ着こなせる、個性的で遊び心があるブランドを選んでみてもいいかと思います。
フェラガモ(FERRAGAMO)
価格帯10,000~20,000円
遠目からは細かい幾何学模様に見えるが、近くで見ると実は動物やスポーツをモチーフにしているなど、遊び心のあるデザインが特徴です。
ぱっと見ただけでは定番のネクタイに見えるので、普段でも使いやすいデザインになります。
アンジェロフスコ(Angelo Fusco)
価格帯30,000~40,000円
形成外科医だったアンジェロ・フスコという人物が趣味で作ったネクタイが始まりという異色のブランドです。ネクタイの模様はプリントではなくジャガード織で、縫製もすべて手縫いというこだわりのネクタイになります。
日本では取扱店舗が少ないので、他の人と違ったネクタイがしたいという人にもおすすめです。
オカノ(OKANO)
価格帯15,000~25,000円
伝統的工芸品である「博多織」の職人技を取り入れたブランドで、博多織の生地を手縫いで仕上げたネクタイは柔らかさがあるので、結び目やすく形が作りやすいのが特徴です。
着物の柄のような和を感じさせるデザインで、上品な印象になります。
ブランドネクタイをプレゼントするときは品質も重視
ブランドネクタイをプレゼントするときも相手の年代に合ったデザインを選ぶことが重要ですが、50代の方に贈る場合でも高価すぎるネクタイは重荷になってしまいます。
1人で贈る場合は5,000円~1万円程度のネクタイを、複数人で贈る場合も2万円までが無難でしょう。
ネクタイを贈るときは、オーソドックスで使いやすいストライプや小紋柄が人気で、ネイビー系・ブラウン系・グレー系がスーツの色に左右されず合わせやいカラーになります。
ネクタイを贈るときは、デザインだけでなく素材にも注目しましょう。
ゼニアのネクタイは高品質なシルクを使用しているので、光沢がある生地が高級感を出してくれます。また、ハリや適度な厚みがあるので締めやすく、ねじれにくいのできれいな形を保つことができるので人気です。
また、エルメスのように他にも高級アイテムを扱っている中で、ネクタイの価格が比較的手を出しやすいというブランドはプレゼントに向いています。
Q&Aブランドのネクタイに関するQ&A
- 女性が男性にブランドのネクタイをプレゼントする場合はどんな意味がありますか?
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ネクタイの起源であるクラヴァットは戦争での無事を祈り女性(家族や恋人)から兵士に贈られていました。また、ネクタイは毎日身に着けるため、恋人や好きな相手に贈るアイテムとして定番だったこともあります。
現在はネクタイをしない人も多く、「ネクタイ=いつも身に着けているもの」ではなく「改まった場で付ける」というイメージが強く、ネクタイを送る意味も「尊敬」や「感謝」に変化しています。
- 持っていたら一目置かれるような「知る人ぞ知る」ネクタイのブランドは何ですか?
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天然素材で作られている「ゼニア」やジャガード織で作られている「アンジェロフスコ」、博多織の技術を取り入れた「オカノ」などが品質も良く、一目置かれるブランドです。
ブランドのネクタイは自分に似合うものを選ぼう!
ブランドのネクタイを選ぶときは、どの年代でも自分の普段の服装に似合うものを選びましょう。ネクタイとスーツのグレードがあっていないと、ネクタイだけ不自然に目立ってしまいます。
特に若い人は、有名なブランドだからと名前だけでブランドネクタイを購入してしまうと、手持ちのスーツと合わなかったり、使いにくかったりということになりかねません。
スーツやジャケットとバランスが悪ければ、ブランドのネクタイでもおしゃれにならないのです。
- 大事な商談やイベントのためにハイブランドのネクタイを準備しておいた方がいい
- ネクタイはブランド名だけでなく価格帯やデザインの特徴に注目して選ぶ
- プレゼントとしてブランドネクタイを選ぶなら使いやすいデザインや素材にものにする
今回は年代別におすすめのネクタイブランドを紹介しましたが、他の年代にはそのブランドのネクタイが合わないというわけではありません。
ネクタイ選びに慣れてきたら、さまざまなブランドを見てみるとさらに自分に合うネクタイが分かってくるかと思います。
場面に合わせたネクタイの選び方や着こなしについては≫ネクタイの使い方についてで紹介しております。ぜひそちらもあわせてご覧ください。