- ネクタイのクリーニング料金はいくら?
- ネクタイはどのくらいの頻度でクリーニングに出せばいい?
- シミやカビがついたネクタイもクリーニングできる?
毎日ネクタイを着用していると、どのタイミングでネクタイをクリーニングに出せばいいのか気になるかと思います。
逆にネクタイはイベントのときにしかしないという人は、一度しか着けていないのにクリーニングに出すのはもったいないと感じてしまうのではないでしょうか。
この記事では、ネクタイをクリーニングに出すタイミングと料金について紹介していきます。
ネクタイはデリケートな素材のものが多く、クリーニングの回数が少ない方が生地の品質を保つことができるため、極力クリーニングに出したくないというのが本音です。
ネクタイをクリーニングに出す頻度を覚えて大切なネクタイを長く使えるようにしましょう。
好印象を与えるネクタイの選び方については≫ネクタイの使い方についてで紹介しておりますので、ぜひそちらもあわせてご覧ください。
ネクタイのクリーニング料金の相場
ネクタイは他の衣類と比べて小さいものですが、扱いに気を使う素材のため値段はそれほど安くありません。ワイシャツは200円という安い価格でクリーニングしてくれる店でも、ネクタイは400円の料金がかかることがあます。
クリーニングの相場は400円~1,000円で、クリーニングの品質(高級仕上げなど)によっても違いがあるため、価格だけに注目するのではなく、自分が求めているのがどのサービスなのか見極めましょう。
ホワイト急便
ホワイト急便は北海道から沖縄まで日本各地に店舗がありますが、料金は一律ではありません。
地域ごとに市場調査を行い、その地域のクリーニング料金を参考にして価格設定を行っているため、クリーニングの値段が高い地域と安い地域の差があります。
ネクタイのクリーニング価格は400円~600円に設定している店舗が多いのですが、ホワイト急便では「400円~」という書き方になっていました。
シルクなど扱いが難しい素材は価格表より高い料金になると予想されます。
料金の詳細についてはホワイト急便ホームページでご確認ください。
白洋舎
白洋舎も全国チェーンですが、県によっては店舗がない地域もあります。
ウールのネクタイは660円(税抜600円)、シルクのネクタイは1,045円(税抜950円)で、素材ごとに価格が設定してあり、わかりやすい料金形態です。
ホームページの料金案内では、クリーニングに出したいものを入力して試算できるので事前に大体の料金を確認することができます。
料金の詳細については白洋舎ホームページでご確認ください。
ポニークリーニング
ポニークリーニングは関東エリアと中京エリアにあるクリーニングチェーンです。ポニークリーニングを利用するには、初回利用時に入会費300円を支払い会員登録する必要があります。(2年目以降は年会費200円)
ネクタイのクリーニング料金はスタンダードが495円(税抜450円)、デラックスが990円(税抜900円)です。
デラックスコースでは標準のクリーニングよりもきめ細かい対応をしてもらえるので、高級なネクタイの場合はデラックスコースを選んだ方がいいでしょう。
料金の詳細についてはポニークリーニングのホームページでご確認ください。
クリーニングサービスの情報についてはスーツクリーニングについてでも紹介しておりますので、そちらもあわせてご覧いただければと思います。
ネクタイをクリーニングに出す頻度は少なめがいい
ネクタイは直接肌に触れるものではないため、肌着やワイシャツのように着用するたびに洗う必要はありません。
ネクタイはデリケートなのでプロの技でクリーニングを行っても、繰り返すうちにどうしても生地が痛むのです。ネクタイの劣化を防ぐためにはクリーニングの頻度を少なくして、生地に刺激を与えないことが重要になります。
ネクタイはできるだけクリーニングに出さない方が品質を保てる
ネクタイをクリーニングに出す頻度は半年に1回程度が目安です。
衣替えと同じように、春夏に使用したネクタイは10月、秋冬に使用したネクタイは6月など季節の変わり目にクリーニングに出すとタイミングが分かりやすいのではないでしょうか。
同じネクタイを続けて利用すると、どうしても汚れが気になってくるので、週に5日ネクタイをする人はネクタイを5本用意し、日替わりで休ませながら使うのが理想です。
ネクタイは頻繁に洗わなくても毎日ブラッシングや陰干しなどの手入れを行うだけで充分なので、1日使用したネクタイはブラッシングしてハンガーなどにかけて乾燥させてください。
たまにしか着用しないネクタイは年1回でOK
結婚式用のネクタイや葬式のときに着用する黒いネクタイなど、年に数回しか使用しないネクタイは普段使うネクタイよりもさらに頻度を少なくし、年に1回クリーニングを行えば充分です。
礼服や喪服も頻繁にクリーニングするものではないので、セットにしておき一緒のタイミングでクリーニングに出すと良いでしょう。
葬式や法事では線香のにおいがつく場合がありますが、陰干ししておけばにおいが取れます。ネクタイを使ったあとはハンガーなどにかけて風通しのいい場所に干してください。
状態が悪いネクタイはクリーニングのオプションを追加
汚れがひどいネクタイは、通常のクリーニングだけでは汚れが取れないので、染み抜きなどの処理が必要になります。
シミやカビは自宅の洗濯では取り除くのが難しいので、クリーニング店に相談して追加の処置を行ってもらいましょう。
ネクタイがよれてしまって通常のアイロンで型崩れが直らない場合は、中の芯地から整える必要があるので、クリーニングではなくリフォーム扱いになります。
染み抜きやカビ取りは料金がプラスされる
毎日の手入れを行っているネクタイには、シミができたりカビが生えたりということはありませんが、汗が染みたネクタイをそのまま放置してしまうと、シミやカビの原因になってしまいます。
ネクタイについたシミやカビがある場合は、通常のクリーニング料金にオプション料金をプラスして染み抜きやカビ取りの処理を行ってもらってください。
ネクタイの染み抜きやカビ取りの料金は、500円~2,000円程度が相場です。汚れの状態がひどいと料金が高くなります。
料金だけでなくクリーニングにかかる日数も増えるため、使いたいという予定がある場合は日数に余裕をもってクリーニングに出しましょう。
自己流でカビや染みを取ろうとするとネクタイの状態がさらに悪くなる可能性があるので、シミやカビを見つけたら自分で手をかけずにできるだけ早くクリーニング店に持って行ってください。
型崩れがひどいときはリフォームになる可能性がある
ネクタイがよれてしまったり、くしゃくしゃになってしまった場合は、通常のクリーニングでは元の状態に戻せない可能性が高いです。
しわが表面の生地だけならいいのですが、内側にある「芯地」までしわになっていたり、芯地がねじれたりしている場合は芯地を取り外して修理を行う必要があり、「リフォーム」になります。
リフォームは行っていないクリーニング店もあるため、事前に店舗に電話などで確認しましょう。
ネクタイのリフォームはクリーニング店以外に、リフォーム専門店や補修も行う洋服店、修理に対応しているメーカーなどでも行っているので、近くのクリーニング店で対応していない場合は他のサービスの利用も考えてみてください。
ネクタイのクリーニングに関するQ&A
- ネクタイにカビがついてしまった場合、カビ取りのクリーニング料金はいくらくらいでしょう?
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カビは通常のドライクリーニングでも落ちる場合があり、その場合は追加料金はかかりません。カビの範囲や深さによっては通常のクリーニング料金に追加で500円~2,000円程度プラスされます。
- ネクタイはクリーニングに出さずに自分で洗うことができますか?
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ネクタイの種類によっては自宅で洗えるものもあります。ポリエステルやレーヨン、綿、ウール、麻のネクタイは自分で洗濯可能なものが多いのですが、洗えるかどうかは品質表示で確認してください。
ネクタイの品質表示や洗い方についてはネクタイを洗濯する場合の注意点で詳しく解説しております。
ネクタイは適切な頻度でクリーニングに出すことで長く使える
ネクタイはできるだけクリーニングに出さない方が生地の高級感を保つことができるので、クリーニングの頻度は少なめにして、毎日の手入れをしっかりと行いましょう。
日常的に使用するネクタイであれば半年に1回程度、イベントにしか使わないネクタイは年に1回程度が目安です。
ただし、うっかりシミやカビなどのひどい汚れがついてしまったネクタイは、汚れに気付いたらすぐにクリーニングに出してください。
- ネクタイのクリーニング料金の相場は400円~1,000円
- ネクタイのクリーニングの頻度は半年に1回
- シミやカビがついたネクタイもクリーニングできるが追加料金がかかる
ネクタイのクリーニング料金は安いものではありませんが、半年に1度や1年に1度ならそれほど負担にならないのではないでしょうか。
適切な頻度でクリーニングに出せば、生地の劣化も最低限にとどめることができ、大切なネクタイを長く使うことができます。
ネクタイの選び方などについては≫ネクタイの使い方についてで紹介しておりますので、ぜひそちらもあわせてご覧ください。