スーツを処分するときの方法とそれぞれのメリット・デメリットを徹底解説!

  • スーツを処分するときの注意点があるなら教えて!
  • どうせスーツを処分するならお得な方法を知りたい!
  • スーツを処分する方法ごとのメリットとデメリットを教えて欲しい!

日常的に着用する衣類と違い、スーツの場合は処分をするタイミングが判らなかったり、いざ処分しようと思っても普通に捨てて良いのか悩む人も多いのではないでしょうか。

スーツを処分する方法は単に廃棄するという手段だけでなく、買取りや下取りサービスを利用する方法、他にも無償で誰かに譲ったり寄付をするなど、さまざまな選択肢があります。

この記事では、スーツを処分するときの方法やメリット・デメリットと注意点を詳しく解説します。

不要になったスーツの処分を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

目次

スーツの処分をする前に状態をチェックしよう!

スーツの処分方法には、ゴミとして廃棄する方法を含めておおまかに4パターンの選択肢があります。

  • 廃棄処分
  • 売る・下取りに出す
  • 無償で譲る・寄付する
  • リメイクする

しかしスーツの状態次第では売買や寄付などの処分方法を選択することが難しいケースもあるので注意が必要です。

「スーツは適切なメンテナンスをすれば長持ちする」という認識を持っている方は多いと思いますが、一般的にスーツの寿命は夏物なら2~3年、冬物でも3~4年と言われています。

スーツの寿命については詳しく解説している過去記事があるので、詳細は割愛しますが生地が破れていたりカビが生えてしまっているようなスーツは販売や譲渡には適さないので廃棄処分が妥当です。

それでは、まずはスーツを廃棄処分する場合の注意点について詳しく解説していきましょう。

スーツの処分方法①廃棄処分

スーツを処分する上で、最も身近な方法が廃棄処分です。

スーツの状態をチェックして、売ることも誰かに譲ることも難しいなら廃棄処分となります。

ゴミ収集車のミニチュア画像
スーツをゴミとして出すときは地域のルールに従おう!

スーツを廃棄処分するときは、地域ごとにスーツをどのようなゴミとして扱うかのルールが異なるため注意が必要です。

都内ならスーツを燃やせるゴミ(可燃ごみ)で出してOK

都内23区にお住まいの場合なら、可燃ごみの日にスーツをゴミとして出すことが可能です。

燃やせるゴミとしてスーツを出す場合は以下の点に注意しましょう。

  • 区や市で指定されたゴミ袋を使う
  • スーツに付いている金具類は外す
  • 定められた曜日と時間に出す

化学繊維(ナイロンやポリエステル)が素材として使われているスーツであっても、可燃ごみに出すことが可能です。

ただしスーツの付属品で金属が使われているもの(ネクタイピンやカフス、ベルトなど)は、分別する必要があるため一緒に捨てないように注意しましょう。

ちなみにファスナーなど細やかな金属部分については、付けたまま捨てても問題ない地域がほとんどですが、念のためお住まいの地域で定められているごみ出しのルールを確認しておくことをお勧めします。

スーツが資源ゴミに分類される地域もある

分別やリサイクルに力を入れている市では、スーツを捨てるときは資源ゴミとして出さなければならないので注意が必要です。

スーツが資源ゴミに分類されている地域では

  • 金属類を取り除いた古布(こふ)や古着としてまとめる
  • 回収日が1~2ヶ月に1回など少ない
  • 地域によっては回収ボックスなどが設けられていることも

上記のように、可燃ごみに比べ回収日が少なかったり地域によっては捨て方や捨てる場所が異なる場合があるので注意しましょう。

急ぎの場合や大量処分なら廃品回収の利用を検討しよう

スーツを処分するきっかけとして意外に多いのが、身内に不幸があったときの遺品整理というケースです。

故人が残した大量のスーツをまとめて処分するときや、大掃除でまとめたゴミを早く処分したいときは廃品回収を利用するのがおすすめ。

廃品回収は有料になってしまうというデメリットはあるものの、スーツをまとめて大量に処分できて、頼めば迅速に回収してもらえるというメリットもあります。

なるべく費用を抑えたい場合は、一般業者ではなく自治体が行う廃品回収を利用する方が安いので、市役所や区役所に問い合わせてサービスの有無を確認しましょう。

持ち込みにはなってしまいますが、お住まいの地域に衣類のリサイクルボックスが設置されている場所があるなら、費用をかけずにスーツを処分することが可能です。

スーツの処分方法②スーツを売る・下取りに出す

スーツの状態が良い場合やブランド品で商品価値が高いなら、単に捨てるのではなく販売や下取りという方法でお得に処分することも可能です。

通常の衣服に比べてスーツ自体が高額な上に、着る人を選んでしまうような奇抜なデザインやカラーが少ないため、意外に古着のスーツは需要があります。

スーツを売って処分する方法

スーツを処分する方法は色々ありますが、少しでもお得にスーツを処分したい人は売るという選択肢を検討してみましょう。

スーツを売って現金化したいときは

  • 店舗型のリサイクルショップで買取りしてもらう
  • フリマアプリを利用して販売する
  • オークションサイトやアプリを利用して販売する

上記3つの方法が一般的です。

衣類から電化製品までジャンルを問わず不用品の買取りをしてくれるリサイクルショップなら、不要になったスーツを持ち込めば簡単に現金化することができます。

しかし買取り価格が想像以上に安かったり、場合によっては値段が付かないこともあるので注意しましょう。

少しでも高くスーツを売りたいなら、フリマアプリやネットオークションへの出品がおすすめです。

フリマアプリのイメージ画像
不用品を手軽に販売できるフリマアプリを活用しよう

ただし全く売れない可能性や購入者とのトラブルなどリスクが発生したり、使い慣れていないと出品までのハードルが高く、売れなければ諸経費(クリーニングや手数料)で赤字になる恐れもあります。

他にもスーツを売って処分する方法として、友人や知人に直接売る・スーツを購入した店舗へ持って行くという選択肢もあります。

スーツを欲しがっている人が身近にいるなら、良心的な価格で譲ってあげることでwin-winな取引となりますが、双方が納得しないと人間関係が悪くなってしまうこともあるので慎重に。

処分を考えているスーツがブランド品なら、そのブランドを取り扱っているお店で買取りや後述する下取りをしてもらえる可能性もあるので問い合わせてみても良いでしょう。

スーツを下取りに出して処分する方法

古くなったスーツを処分して、スーツの新調を考えている人なら下取りがおすすめ。

スーツの下取りサービスを行っている主な店舗は

  • スーツ量販店
  • スーツ専門店の一部
  • 洋服店の一部

上記のようにお手頃価格なスーツを取り扱うお店の方が、下取りによる割引サービスを実施している可能性が高くなる傾向がみられます。

逆に高級ブランドスーツを取り扱うお店では、下取り自体を行っていなかったり自社ブランドのスーツに限定されていたりするので注意しましょう。

スーツの処分方法③スーツを寄付・譲渡する

スーツの処分方法3つ目は、寄付をするなどして誰かに着てもらうという方法です。

スーツの胸ポケットに赤い羽根
寄付というかたちでスーツを処分するという選択肢も

SDG’sが叫ばれている昨今、不要となったスーツを再利用してもらうために寄付するという選択肢は、「つくる責任つかう責任」への貢献に繋がります。

スーツの寄付を受け付けている団体は、営利・非営利ともに数多くあります。

たとえばNPO法人のWORLD GIFTではスーツを含む衣類の寄付を受け付けていて、海外の貧しい国に住む方々へ届けてくれるという活動を行っています。

あくまでも善意の寄付なので、寄付金や配送料は自己負担となる点には注意が必要です。

単に不要となったスーツを処分するのではなく、せっかくなら誰かのために役立ててほしいという方にはピッタリの処分方法ではないでしょうか。

また、地域によっては自治体やボランティア団体が衣類の寄付を募っていることもあるので、調べてみるのもおすすめです。

スーツの処分方法④スーツ生地を使ったリメイク

安価なスーツに使われている生地(ナイロンやポリエステル)とは違い、高級スーツはウールやカシミアなど生地自体に高い価値があります。

スーツとしての寿命は尽きていても、劣化が少ない部分の生地を使ってバッグや帽子などの小物をハンドメイドで作るという処分方法もおすすめです。

ミシンと指先
大切なスーツの生地でリメイク!

リメイク品を作る技術があれば、自分で楽しむだけでなくフリマアプリに出品して販売することも可能となります。

縫製技術は無いけど思い出の詰まったスーツを使ったリメイク品が欲しい!という場合は、有料で請け負ってくれるサービスを利用するという方法もあります。

スーツの処分関連で気になる疑問や質問まとめ

最後に、本文中では紹介しきれなかったスーツを処分するときに気になる素朴な疑問や質問をQ&A方式でまとめて解説します。

スーツを廃棄するとき、何着くらいまでなら普通にゴミで出せるの?

スーツを処分する枚数が判りやすく多い、または少ないときは悩みませんが、5着や7着など判断に悩む枚数のときはどうしたらいいのでしょうか。

ゴミ集積所の規模や地域ごとに定められたゴミ出しのルールがあるので、一概には言えませんが、ゴミとしてスーツを出すときの目安はゴミ袋1枚~2枚に収まる程度が無難です。

スーツに付いた金属類は可能な限り外し、定められたルールに沿った捨て方であれば一度に2袋程度なら迷惑にはなりません。

処分するスーツが多いときは、2回に分けて捨てるなどの配慮をしましょう。

スーツの買取りや下取りの相場はいくらぐらいですか?

買取りや下取りに出すスーツの価値によって金額が大きく変動するので、やはり一概には言えません。

あくまでも目安として、安価なスーツと高級スーツの相場を紹介するので参考に役立ててみてください。

〇化学繊維を素材とした安価なスーツの場合

買取り価格・・・数十円~3,000円程度が相場

下取り価格・・・数千円~※二万円程度の割引

※ただし、一定額以上の商品に限るなどの条件付き

購入したときの金額が安いスーツは、生地自体に価値がほとんど無いので高額で買い取ってもらえる可能性は低いと言えます。

小売価格が〇〇円以上の商品を購入する場合に限る、などの条件が設定されていることがほとんどですが、スーツ量販店などで買い替えを検討しているなら下取りに出した方が買取りよりお得だと言えるでしょう。

〇高級生地や有名ブランドの高価なスーツの場合

買取り価格・・・数千円~

下取価格・・・2万円前後~

いわゆる高級スーツなら、ブランドの人気や生地の状態次第でかなりの高額で買取りや下取をしてもらえることも十分考えられます。

あくまでも目安ですが、店舗での買取りなら購入価格の1割~2割程度だと思っておきましょう。(30万円のスーツなら3万円~6万円程度の買取り価格

大切なスーツだからこそ処分方法はしっかり考えよう!

フリマアプリやオークションサイトが身近になったこともあり、不要になったスーツを処分する方法は自分で選べる時代になってきています。

おさらい
  • 処分する前にスーツの状態をチェックしよう!
  • スーツをお得に処分したいなら買取りや下取りがおすすめ
  • 寄付をすればスーツを処分しつつSDG’sに貢献することも可能
  • 大切な思い出が詰まったスーツの処分ならリメイクという方法も

スーツを廃棄処分することが悪いわけではありませんが、買取りや下取りでお得に処分したり、寄付をしたりリメイクで思い出を残すという方法もあります。

大切なスーツだからこそ、自分自身が納得できる方法を検討して処分してみてはいかがでしょうか。

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