アスコットタイは結婚式では新郎もゲストも着用OK!着こなしのマナーを紹介

  • アスコットタイを結婚式で着用できる人は?
  • 結婚式ではアスコットタイはどんな結び方をすればいい?
  • 結婚式にふさわしいアスコットタイの色は?

結婚式はマナーに気を配らなければならない場なので、アスコットタイを着用していいのか迷う人もいるかと思います。

アスコットタイはもともとイギリスの上流階級の人々が社交の場で着用していたものなので、結婚式のようなフォーマルな場で着用しても問題ありません。

ただし、結び方によってはカジュアルになってしまうため、着こなしには注意が必要です。

この記事では、結婚式にアスコットタイを着用するときのポイントについて解説します。新郎、親族、ゲストで服装のマナーに違いがあるので、立場によってどんなアスコットタイを選べばいいのか覚えておきましょう。

アスコットタイの特徴やシャツとの合わせ方については≫アスコットタイの使い方についてで紹介しておりますので、ぜひそちらもあわせてご覧ください。

目次

アスコットタイを結婚式のゲストが着用する場合の注意点

ゲストとして参列するときはマナー違反にならないように
ゲストとして参列するときはマナー違反にならないように

結婚式のゲストの服装は、主催者(新郎新婦やその親)よりも一つ下のドレスコードになるため、新郎と同じモーニングは着用できません。

ゲストがアスコットタイを着用して結婚式に参列する場合はダークスーツに合わせることになります。

フォーマルな場ではアスコットタイをシャツの上に着用

結婚式の挙式や披露宴の服装は主催者側がフォーマル、招待されたゲストはセミフォーマルです。

セミフォーマルのドレスコードは本来はディレクターズスーツやタキシードなのですが、日本の結婚式でディレクターズスーツやタキシードを着用している人はあまり見かけません。

友人や会社の同僚などの参列者は結婚式でもダークスーツの着用が許容されており、ネクタイも慶事用の白いネクタイではなく自由な色を着用できます。

アスコットタイはフォーマルな場で着用できるネクタイですし、普通のネクタイより華やかに見えるため、結婚式でゲストが着用すること自体はOKです。

ただし、アスコットタイをスカーフのように素肌の上に結んでしまうとカジュアルになってしまいます。スカーフのような巻き方は一見おしゃれに見えますが、フォーマルな場にふさわしい着こなしではありません。

結婚式にアスコットタイを着用する場合は、シャツの上にプレーンノットかブラインドフォールドノットで結んでください。

二次会ならスカーフのような結び方もOK

挙式や披露宴はドレスコードが厳しいのですが、二次会や友人同士の結婚披露パーティーのような場であればアスコットタイを素肌の上に結んでも大丈夫です。

アスコットタイをシャツの中に入れる結び方は、カジュアルエレガンスやスマートカジュアルなどのカジュアルスタイルの場合のみOKだと覚えておきましょう。

新郎がアスコットタイを着用する場合はモーニングに合わせる

新郎の服装はモーニング×アスコットタイ
新郎の服装はモーニング×アスコットタイ

新郎は結婚式では主催者側です。ドレスコードは最も格が高い「フォーマル(礼装)」になります。

アスコットタイはもともとモーニングコートに合わせて使われていたものなので、新郎がモーニングを着用する場合は普通のネクタイではなくアスコットタイを選んでも問題ありません。

モーニングは昼の礼装

モーニングコートは昼の時間帯(おおむね18時まで)の礼装になるため、アスコットタイを着用できるのは昼の時間帯の結婚式になります。通常の黒いモーニング以外にグレーの「アスコットモーニング」の着用も可能です。

結婚式の服装も時代とともに移り変わってきているため、燕尾服やタキシードにアスコットタイを合わせている結婚式場もありますが、年配の方やマナーに厳しい方が家族や親族にいる場合は避けるのがベターかと思います。

新郎のアスコットタイの色について

モーニングのネクタイは白黒の縞柄、シルバーの無地、シルバー系と黒の柄になりますが、アスコットタイの場合は無地や柄の目立たないデザインのものを選びます。

アスコットタイのカラーは白やシルバーのほかにシャンパンシルバーを着用することもできます。

結婚式で着用されることが多いアスコットモーニングには、薄いピンクやパープル、クリーム色などのあまり主張が強くないカラーネクタイとの組み合わせもおしゃれです。

リングやピンを使ってのアレンジもおすすめ

リングを使えばアスコットタイがさらに華やかになる
リングを使えばアスコットタイがさらに華やかになる

新郎がアスコットタイを使う場合は、リングやピンを使うことでさらに結婚式らしい華やかな着こなしになります。

新郎は新婦と比べて、選べる服装が少ないと感じている人もいるかもしれませんが、リングやピンなどのアクセサリーをプラスすることでアスコットタイを結んだときの印象も変わってきます。

他の人とは違った着こなしをしてみたいという人は、アスコットタイにリングやピンを組み合わせてみてください。

親族は派手にならないようなアスコットタイの使い方を

親族として結婚式に参加する場合は派手になりすぎないように配慮を
親族として結婚式に参加する場合は派手になりすぎないように配慮を

結婚式では新郎新婦の親族は招待状をもらって出席するため、ゲスト側という意識を持っているかもしれませんが、友人などとは少し立場が違います。

主催者側の関係者でもあるため、あまり派手な服装は避けるようにしましょう。

親族は礼服での出席が一般的なので、アスコットタイも礼服に合わせて白系を選び、シンプルなプレーンノットに結びます。

シャツもウイングカラーではなくレギュラーカラーやワイドカラーなど、シンプルなデザインのものを選んでください。

アスコットタイの結婚式での着用に関するQ&A

結婚式のゲストはどんな色のアスコットタイを選べばいいですか?

アスコットタイも普通のネクタイと同じように、結婚式では明るめの色や派手すぎない柄を選んでください。

水色やピンク、シルバーなどのアスコットタイで、光沢のある生地を選びましょう。

結婚式でのネクタイの選び方については≫結婚式にふさわしいネクタイの選び方で詳しく解説しておりますので、そちらも参考にしていただければと思います。

アスコットタイはどの時間帯に着用するものですか?

アスコットタイには着用してはいけない時間帯はないため、親族が礼服と合わせる場合やゲストがスーツと合わせる場合は、どの時間に着用しても構いません。

ただし、新郎の場合はモーニングにアスコットタイを合わせるのが一般的で、モーニングは昼の時間帯の礼装になるため、アスコットタイの着用時間も昼の時間帯になります。

アスコットタイを使って結婚式らしい華やかな雰囲気を出そう!

普段のネクタイをアスコットタイに変えるだけで華やかな印象になるので、アスコットタイは祝いの場である結婚式にふさわしいネクタイです。

アスコットタイは新郎からゲストまで誰でも着用することができますが、新郎の場合はモーニングの着用時間に決まりがあるので結婚式の時間を考慮してアスコットタイを選ぶようにしましょう。

また、ゲストや親族として着用する場合はマナー違反にならないよう、結び方などに気を付けてください。

おさらい
  • アスコットタイは結婚式では新郎や親族、ゲストの誰でも着用することができる
  • 結婚式ではアスコットタイはシャツの上に結び、親族はプレーンノットで控えめにする
  • アスコットタイの色は新郎はシルバー、親族は白、ゲストは明るいカラーがおすすめ

結婚式は新郎新婦にとっては大事なイベントです。せっかくの機会ですので、ぜひアスコットタイにチャレンジしてみてください。

アスコットタイは結婚式にふさわしいフォーマルなネクタイなので、親族やゲストとして参列する場合も遠慮せずに着用してかまいません。ただし、あくまでも主役は新郎新婦です。

結婚式でアスコットタイを着用するときは、マナー違反にならないように注意しましょう。

アスコットタイの着こなし方や特徴については≫アスコットタイの使い方についてで紹介しております。ぜひそちらもあわせてご覧いただければと思います。

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