- スーツのクリーニングって何日くらいで出すのがベストなの?
- スーツクリーニングの仕上がり日数や時間が知りたい!
- とにかく急ぎでクリーニングしたい!最短で何日かかるの?
スーツをクリーニングしたとき、日数はどれくらいかかるのでしょうか。
また、スーツをクリーニングにだすべき日数は何日くらい着用したタイミングなのか、その頻度も気になりますよね。
この記事では主にスーツクリーニングでかかる日数や時間を中心に、最短で仕上がる方法や注意点について解説しています。
また、スーツをクリーニングする際のポイントや注意点については下記記事でも紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
スーツをクリーニングするべき日数や期間の目安
スーツをクリーニングに出す目安となる日数は1か月~3か月です。
季節やスーツの着用頻度によって日数は変動してしまうので、着用回数が20~30回になったらクリーニングに出すと考えた方が判りやすいかもしれません。
普段使いのスーツの場合
普段使いのスーツなら1シーズンごとにクリーニングするのがおすすめです。
シーズンが終わり、衣替えでスーツを仕舞う前にクリーニングで汚れや菌を落としておくことがスーツの寿命を長くすることに繋がります。
汗を多くかく夏場の場合は、シーズン中でも汚れの具合に応じて1か月に一度くらいまでならクリーニングの頻度を多くしても問題ありません。
ただし、クリーニングの出しすぎには要注意です。
クリーニングは大なり小なりスーツにダメージを与えます。
生地が傷んだり風合いに変化が生じたりする恐れがあるので、目安となる日数をしっかりと把握して必要最低限で済ますようにしましょう。
※高級スーツを着ている方は要確認!
高級ブランドのスーツを着用している人は、一般的なクリーニングではなく専門店の利用を検討しましょう。
繊細な生地が使われていることが多い高級スーツは、通常のクリーニングで大きなダメージを負ってしまう可能性があるので注意してください。
礼服や喪服の場合は?
冠婚葬祭など特別なときにしか着用しない礼服や喪服の場合はどうでしょうか。
普段使いのスーツとは異なり、礼服・喪服をクリーニングに出すべきタイミングは【使い終わって仕舞う前】です。
たった数日しか着用していないのにクリーニングへ出すのは勿体ないと感じるかもしれませんが、次に着用するまでの機会が空いてしまいがちな礼服や喪服は、汗や汚れを落とさずに仕舞うとカビなどが発生する原因になってしまいます。
スーツクリーニングの頻度については、季節ごとのくわしい解説を過去記事でも紹介していますので、合わせて目を通してみてください。
スーツクリーニングは何日かかる?
スーツクリーニングが仕上がりまで何日かかるのかは、クリーニングの種類とスーツの状態で変わります。
クリーニングの種類と仕上がり日数
クリーニングには、ドライクリーニングとウェットクリーニングがあります。
ドライクリーニングは一般的なクリーニング方法を意味していて、仕上がり日数は2~3日から遅くとも5日程度となっています。
ウェットクリーニングは特殊な水洗いを加えたクリーニング法で、仕上がり日数は4日~1週間とドライクリーニングより時間がかかるのでお急ぎの際は注意しましょう。
スーツの種類や状態によってクリーニング日数が伸びることも
クリーニングに出したスーツの状態が仕上がり日数を伸ばしてしまうことがあります。
有料か無償サービスかはクリーニング店に依存しますが、ボタンや袖などにほつれがあると直しを行うことで仕上がり日数が1日~2日ほど伸びてしまう可能性があるので注意しましょう。
スーツクリーニングの仕上がり日数が伸びる可能性があるのは?
- ボタンや袖にほつれがあるケース
- シミなど目立つ汚れがある場合(無償でシミ抜きも行うクリーニング店など)
- 礼服や喪服をクリーニングへ出した場合
スーツをクリーニングへ出す前に、あらかじめ自分でボタンを外しておけば直しで日数が伸びる心配が減ります。
ボタンを自分で外しておくことには、もう一つの意味もあります。
それはクリーニングの過程でボタンが破損したり紛失したりする事故を未然に防ぐという目的です。
仮に紛失した場合、良心的なクリーニング店であれば「似た色や形のボタン」を付けてくれる場合もありますが、全く同じボタンは戻ってこないので不安ならクリーニング前に取れかけているボタンを見つけたら外しておきましょう。
スーツのボタンを自分で取りつける自信が無いという方は、過去記事でスーツのボタンの付け方を画像つきで解説していますので参考にしてみてください。
間に合わない!お急ぎのときは即日仕上げが最速!
汚れがひどいとスーツクリーニングの仕上げ日数は伸びてしまいますが、どうしても急ぎでスーツを綺麗にしたいという状況に置かれたらどうすればよいのでしょうか。
意外に認知度が低いですが、スーツクリーニングでも即日仕上げに対応しているクリーニング店もあります。
即日仕上げにかかる時間は?
スーツクリーニングの即日仕上げは当日~翌日までに仕上げてくれるので急いでいるときは重宝します。
最短ならクリーニングに出した当日に受け取ることができますが、即日仕上げでもクリーニング工程を考えると5~6時間はかかるので午前中に持ち込まないと翌日の受け渡しになってしまうことも。
クリーニング店によって多少の違いはありますが、受付時間(大抵が午前中)を過ぎて持ち込むと当日仕上げにならないので早めに受付を済ませましょう。
スーツクリーニングを即日仕上げするときの注意点!
たった1日でクリーニングが済むなら即日仕上げで毎回頼もうかな・・と思う人がいるかもしれませんが、スーツクリーニングの即日仕上げは【緊急時】だけにした方が無難です。
スーツクリーニングの即日仕上げはデメリットも多い
- クリーニング料金が割高になってしまう
- スピード重視のため、汚れをしっかり落とせないことも
- 補修やシミ抜きは併用できない
即日で仕上がるというスピードは魅力ですが、スーツのメンテナンスという観点からはおすすめできないクリーニング法なので注意しましょう。
日数に余裕があるなら宅配型やスーツ専門店がおすすめ
時間やお金に余裕がある場合は、一般的なクリーニング店舗以外を選ぶという選択がおすすめです。
特に高級スーツはクリーニングで傷みやすい生地が使われていたり、万が一ボタンの破損や紛失が起きたときに大きな痛手になってしまいます。
宅配型のスーツクリーニングとは
仕事が多忙でクリーニング店に足を運べないというビジネスマンや主婦におすすめなのが宅配型のクリーニングを利用する方法です。
メリットとデメリットをそれぞれ解説するので、利用を検討するときの参考に役立ててみてください。
宅配型スーツクリーニングのメリット
- 自宅からクリーニングに出せる
- クリーニング料金自体は安価な設定になっている
- 時間帯を気にしなくてよい(24時間対応店舗も)
- 店員との接触や対面が不要
宅配型スーツクリーニングのデメリット
- 送料が別途発生する
- 仕上がり日数は店舗型よりも長くなってしまう
- 細かい要望が伝わりにくい
- 届かないと仕上がりの状態が判らない
高級スーツのクリーニングは専門店で
Ermenegildo Zegna(ゼニア)やdunhill(ダンヒル)など、ハイブランドの高級スーツは基本的に普通のクリーニングへ出すのは控えるべきです。
繊細な生地を使っていることも大きな理由ですが、型崩れや色落ちなど一般的なクリーニングが原因で高級スーツが持つ美しいラインや風合いが台無しになってしまう可能性があります。
ハイブランドの衣服にも対応している宅配クリーニングや、ブランド専門のクリーニング店舗なら丁寧な仕事と卓越した技術で洗浄によるダメージを最小限に抑えることが可能です。
即日仕上げがスピード重視のクリーニングなら、高級スーツを取り扱うクリーニングは品質重視。
仕上がり日数は1週間~10日と長めですが、大切なスーツの品質を落とすことなく綺麗にしてくれますよ。
スーツクリーニングは目的に応じて使い分けるのが賢い選択
通常のスーツクリーニングでかかる日数は最短で即日~1週間以上と、クリーニング方法やスーツの状態によって大きく変動します。
適切な頻度で目的に合った最適なクリーニングを選んで使い分けることが重要です。
- 店舗型のクリーニングは平均3~4日で仕上がる(ドライの場合)
- 即日仕上げは午前中の受付で当日受け取れるがクリーニング精度は低くなりがち
- 急がない場合なら宅配クリーニングという選択肢もある
- 高級スーツは専門店や対応店に頼むのがおすすめ
スーツを長持ちさせる上でクリーニングはとても重要ですが、頻度が高すぎたり時間を優先して即日仕上げばかりを選んでしまうと逆にスーツの痛みを早めてしまうことに繋がるので気を付けましょう。
スーツをクリーニングに出す前に注意すべきポイントや、頻度を減らすためのメンテナンス方法などを過去記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてくださいね。