- 喪服の値段に高いものと安いものがあるのはなぜ?
- 安い値段で喪服を買える場所はある?
- 喪服をオーダーすると値段はどれくらい?
喪服は頻繁に着る服ではないうえに値段についてもビジネススーツより高いため、買うのはもったいないと感じている人もいるのではないでしょうか。
レンタルの方が値段も安いし便利なのではという考えの人もいると思いますが、3~5回程度喪服をレンタルすると買うのと変わらない金額になってしまうのです。
この記事では喪服の値段や購入場所による品質の違いについて紹介しています。
安い喪服は手軽に購入できる半面、品質が悪く傷みが早いので買い替えが必要になります。高い喪服は買うときの出費は大きいのですが、長く着られるという面もあります。
男性用の喪服については≫喪服に使えるメンズスーツの種類でレンタルした場合の値段についても紹介しておりますので、そちらもあわせて参考にしてみてください。
喪服は種類によって値段や購入できる場所が違う
喪服には「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3種類があります。
どの種類の喪服を着用するべきかというのは、着る人の立場と葬儀、お通夜、法事などの着用場面によって決まります。
正喪服のモーニングは販売店が少ない
喪服の中で、準喪服のブラックフォーマルスーツと略喪服のダークスーツはメンズスーツを販売している店舗であれば取り扱いがあります。
しかし、正喪服のモーニングコートに関しては取り扱っている店舗が少ないので注意が必要です。
モーニングコートは正喪服として着る以外にも、結婚式や式典で正礼装として着ることがありますが、新郎新婦の父や式典の主催者など限られた立場の人しか着用しない服装になります。
また、和装の正喪服は紋付きの羽織袴になりますが、着物に関してはスーツとは販売している店舗が全く異なり、呉服店などの着物専門の店舗に仕立てを依頼することになります。
和装の正喪服に関しては、着る機会があるとしてもレンタルするのが現実的です。
喪服の値段の差は品質や縫製
喪服の値段は、正喪服、準喪服、略喪服という喪服の種類によっても違いますが、同じ準喪服のブラックフォーマルスーツでも商品によって差があります。
生地の素材や染め方、ブランドなどによって喪服の値段に差が出るのです。
《喪服の値段に差がある理由》
- 生地…ウール100%は値段が高く、ポリエステルが混ざったものは値段が安くなる
- ブランド…生地にもブランドがあり「ゼニア」や「ロロピアーナ」「デルフィノ」などが有名
- 色の濃さ…喪服は黒が濃いものほど染めに手間がかかり高価
- 縫製方法…オーダーか既製品か、日本製か海外で作られたものかによっても値段が変わる
その他にも、単純に大きなサイズは小さいサイズよりも価格が高くなるというのもあります。
安いものが悪いというわけではありませんが、価格によって着心地や素材の良し悪しが違います。安い喪服は傷みが早く長く着られない場合もあるので、喪服を選ぶときは値段以外の部分も含めて考慮しましょう。
一式そろえるなら専門店がおすすめ
スーツの専門店ではなく、カジュアルな衣類を販売する衣料品店でもスーツとして着用できるジャケットやズボンを販売していることもありますが、衣料品店にはフォーマル向けの商品は少なめです。
ビジネス用の柄物のネクタイやおしゃれなシャツは取り扱っている場合が多いのですが、喪服に合わせる黒いネクタイや無地の白シャツはそろわない可能性があります。
喪服のスーツだけでなく、着用するアイテムを一式購入したいのであれば、紳士服量販店やデパートの紳士服売り場、スーツ専門店などのスーツの販売に特化した店舗を選ぶと1つの店舗でそろえることができます。
紳士服量販店は喪服のサイズが多く値段も手ごろ
喪服を購入する場合、ほとんどの人が思い浮かべるのが「洋服の青山」や「はるやま」といった紳士服専門店やイオンなどのデパートの紳士服売り場かと思います。
既製品のスーツを販売している量販店では喪服の品ぞろえも良いため、サイズが合えば即日持ち帰ることが可能です。
正喪服(モーニングコート)は6~8万円
正喪服のモーニングコートは着用する機会のある人が少なく値段も高いため、紳士服専門店やデパートの紳士服売り場での扱いも少なく、取り寄せになる場合が多いです。
紳士服量販店でモーニングの取り扱いがあるのは洋服の青山のみで、値段は6~8万円になります。
はるやま、AOKIなど、その他の紳士服量販店やイオンではモーニングに合わせるウイングカラーのシャツやネクタイの扱いはありますが、モーニングコート自体の販売はありません。
準喪服(ブラックフォーマル)は5万円程度
準喪服であるブラックフォーマルスーツは、ほとんどの紳士服量販店やデパートの紳士服売り場で販売されています。
一般的に「喪服」というと葬儀の参列者が着用する準喪服を指すため、店舗で「喪服」として販売されている黒いスーツがブラックフォーマルスーツになります。
ブラックフォーマルスーツの値段は品質やデザインによって3万円~8万円と開きがありますが、5万円程度を目安に選べば標準的な品質の喪服を購入することができます。
デザインにこだわりたい場合や、防臭加工やストレッチ素材などの機能面も考慮するのであれば、やや高い値段になります。
略喪服(ダークスーツ)は2~5万円
略喪服として着用できるダークスーツはビジネススーツと同じものになるため、値段の相場もビジネススーツと同じです。
ダークスーツは略喪服として着るだけでなく、結婚式や入社式、入学式や卒業式などのさまざまなシーンでも着用できるため、喪服を選ぶというよりは着まわしやすいスーツを選ぶ感覚で購入した方が良いでしょう。
紳士服量販店やデパートの紳士服売り場でのダークスーツの値段の相場は2~5万円になります。
ダークスーツを喪服として着用できる場面はお通夜などの限定された場なので、マナーに関してはそれほど厳密に考えなくても大丈夫ですが、光沢のある生地は避けてください。
値段が安い衣料品店は喪服の種類が少ない
しまむらやユニクロ、GUなどの衣料品店には手ごろな値段の黒いスーツがありますが、黒だから喪服として着用できるというわけではありません。
葬儀の参列者が着用するブラックフォーマルスーツは、普通のブラックスーツと黒の深さが違うので注意しましょう。
喪服が1~2万円でそろうのがメリット
控えめな値段設定の衣料品店で喪服を購入する最大のメリットは、ワイシャツやネクタイなどのアイテムを含めても1~2万円で一式そろえられるという点です。
衣料品店ではスーツではなくセットアップとして上下別々に販売されています。
《衣料品店の喪服の値段の相場》
- ジャケット 4,000円~8,000円
- スラックス 3,000円~8,000円
衣料品店で喪服を購入するときに注意してほしいのが、黒色の深さです。
喪服として着用できるスーツには「セレモニースーツ」や「フォーマルスーツ」という表示があるのですが、衣料品店ではフォーマル用のスーツではなく、普通のブラックスーツである場合がほとんどです。
しまむらでは女性用の喪服は定番商品として店頭に並んでいるのですが、男性用には「喪服」として販売されている商品がはありません。
年齢が若く、葬儀の参列者として短時間着用するのであれば周囲も気にしないかと思いますが、ある程度の年齢になってブラックフォーマルの代用として着用し続けるようなクオリティのスーツではありません。
あくまでも、値段を抑えて喪服を準備したい場合の一時的な代用品と考えてください。
品ぞろえが少ないので一式そろわないことがある
スーツの扱いが少ない衣料品店では、シャツやネクタイの扱いも少ないので、ジャケットはあるけれどズボンのサイズが合わない、黒いネクタイがないなど、喪服として着用するためのアイテムがそろわない場合があります。
喪服用の黒いネクタイはダイソーやセリアなどの100円ショップにも置いてあるので、衣料品店の近くに複数の販売店がある環境であれば店舗を回って探すことも可能ですが、確実に買えるという保証はありません。
衣料品店では販売されているスーツ自体も正式な喪服ではない場合が多いため、旅先で急に喪服が必要になったなどの限定的な状況でしか購入をおすすめできません。
高品質なオーダー喪服の値段相場は10万円以上
オーダースーツは既製品のスーツと比べると高価格ですが、品質が良く、長い目で見ればそれほど高い買い物ではありません。
ビジネススーツには毎年の流行や年齢に合わせてデザインがありますが、喪服は流行に左右されず、長く着ることができるので、値段だけでなく品質も考えた相場で判断しましょう。
正喪服の値段は20~30万
正喪服であるモーニングコートをオーダーした場合の相場は、20~30万円かかります。かなり高額に感じますが、モーニングコートはフォーマルウエアの中でも最上級の格なので、品質にもこだわって作られています。
しかし、モーニングコートを喪服として着用する機会はほとんどないため、レンタルした方が安く済みます。
値段が高くてもモーニングコートをオーダーした方が良い人としては、慰霊祭などで正喪服を着用する必要がある会社の代表や卒業式で正礼装として着用する校長先生などがあげられます。
準喪服・略喪服は10~20万
準喪服のブラックスーツと略喪服のダークスーツは、オーダーの値段にはそれほど差がありません。
ブラックフォーマルスーツが15万円~、ダークスーツは10万円~が相場ですが、高いものはブラックフォーマルスーツもダークスーツ20万円以上の価格になることもあります。
オーダーの場合は選ぶ生地やボタン、裏地やデザインなどでも値段に違いがでます。
オーダースーツは高いというイメージがあるかと思いますが、オーダースーツの場合は既製品とは違い、後からサイズ調整できるように作られていることが多いため、体形が多少変わっても長く着用できるというメリットがあります。
喪服はどこで買っても似たようなデザインだと考えているかもしれませんが、オーソドックスなデザインだからこそ、既製品とオーダー品の差が出ます。
日本では数少ないメンズオーダーフォーマルスーツを創り続けてきたGINZA SAKAEYAでは、高級のゼニア生地を使用した仮縫付フルオーダーフォーマルスーツを承っております。
フォーマルシーンのマナーを踏まえながら、体型をカバーしたデザインや仕立てにまでこだわったメンズフォーマルスーツを作ることが可能です。
ブラックフォーマルスーツやダークスーツはもちろん、モーニングコートのオーダーも承っておりますので、厳かな場にふさわしい高品質の喪服をお求めの方はぜひご相談ください。
喪服の値段に関するQ&A
- 安い値段の喪服をその日に買うことはできますか?
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店舗にサイズが合えば即日購入できますが、値段が安い衣料品店では在庫がそろっていないことが多いです。
また、サイズ調整ができないこともあり、その場合は自分で裾上げテープなどで調整する必要があります。
- 喪服をレンタルすると値段はいくらですか?
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喪服の種類によって6,000円~2万円ほどですが、数回レンタルすると購入するよりも割高になってしまいます。
喪服の値段の相場は品質によって差がある
喪服の値段にはオーダーと既製品で違いがあり、既製品でも購入する場所によって安い店舗と高い店舗があります。
喪服は着る機会が少ないため安いものでいいのではと考える人もいるかと思いますが、値段が違うのは生地の質や縫製の差なので、値段だけで購入を決めてしまうと長く着られない場合があります。
- 喪服は生地の品質や縫製方法によって値段に大きな差がある
- 値段が安い衣料品店には喪服の代用品しかないので少し高くても紳士服量販店で購入した方が良い
- オーダーでの喪服の値段は15万円程度で高額に思えるが長く着られるというメリットがある
喪服の黒色は、単品で見るとどれも同じように見えますが、並べてみると値段によって色に違いがあるのが分かります。
若いうちは安い喪服でも周囲はあまり気にしませんが、ある程度の年齢になって安物の喪服を着ていると周囲から浮いてしまいます。
値段だけを見て判断するのではなく、年齢や立場的にどの品質の喪服が良いのかまで考えて購入しましょう。