- カジュアルスーツの着こなしって難しい・・・
- シーンに応じて着こなしを変えたいけど似たようなコーデになりがち
- おしゃれなカジュアルスーツの着こなしやおすすめのアイテムを教えて!
カジュアルスーツはビジネススーツとは異なり、素材やデザインに多様性があってコーデ次第でさまざまなシーンで着用できるスーツです。
しかしカジュアルスーツも基本的にはセットアップ(上下セット)ということもあり
- シーン別のメリハリが無く似たり寄ったりなコーデになってしまう
- スーツ感とカジュアル感のバランスがチグハグでダサいコーデになってしまう
- どんなアイテムを組み合わせれば良いのか悩んでしまう
このような着こなしに関する悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、カジュアルスーツの基本的な着こなしルールからシーン別のコーデ例、さらに避けるべきNGコーデや注意点について詳しく解説していきます。
カジュアルスーツとはどんなスーツなのか、ビジネススーツとの違いや選び方や着用時のポイントなど、基本から知っておきたい!という方は詳しく解説している過去記事がありますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
カジュアルスーツを着こなすときの基本ルール
早速ですがカジュアルスーツを着こなす上で、特に重要なポイントを3つに絞って紹介します。
カジュアルスーツの着こなしのみならず、一般的なファッションやスーツをかっこよく着こなす場合にも通ずる基本ルールなので普段から意識してみてください。
着用シーンの見極め
冒頭でも触れていますが、カジュアルスーツはさまざまなシーンで着用することが可能なスーツです。
言い換えれば、何も考えずにYシャツにネクタイを締めて着ればよいビジネススーツとは異なり、着用シーンに応じて適切なコーデやアイテム選びが求められるスーツということになります。
カジュアルスーツだけに限った話ではありませんが、ドレスコードや場の雰囲気など着用シーンをしっかりと見極めて適切な服装を選ぶことはとても重要です。
サイズ感の重要性
一般的なスーツの場合、かっこよく着こなす上で最も重要な要素と言われることが多いポイントが「サイズ感」です。
カジュアルスーツを着こなす場合もサイズ感は重要で、ビジネススーツほどジャストサイズである必要はありませんが、極端なオーバーサイズやタイトフィットは避けるようにしましょう。
トレンドを意識してオーバーサイズのジャケットが欲しいときは、セットアップのカジュアルスーツではなく、単体で購入することができるテーラードジャケットを検討しましょう。
ジャケットと異なる素材や質感のパンツを合わせるメンズファッションの定番ジャケパンコーデについては、詳しく解説している過去記事があるのでぜひチェックしてみてください。
インナーや小物のセレクト
カジュアルスーツはセットアップ(上下セット)なので、コーデの印象はインナーや靴のセレクトで決まると言っても過言ではありません。
もちろん、カジュアルスーツ自体のシルエットや素材を吟味することも重要ですが、小物を上手に使うテクニックを身に付けると同じスーツでも全く違うスタイルやコーデを楽しむことが可能になります。
それでは、実際にシーン別の着こなし術や具体的なコーデ例を詳しくみていきましょう。
ビジネスシーンとプライベートのカジュアルスーツ着こなし術
前項でお伝えしたカジュアルスーツを着こなす基本ルールを踏まえ、ビジネスシーンとプライベートで異なる着こなしのポイントや具体的なコーデ例などを解説します。
カジュアルスーツのコーデが難しいと感じている方は、これから紹介するコーデ例をみて「いいかも」と思える組合せを最初は真似してみるところから始めてみるのがおすすめです。
ビジネスシーン向けのコーデ例と着こなしのポイント
ビジネスシーンでカジュアルスーツを着るときのポイントは、適度なフォーマル感を残すことです。
以下はカジュアルスーツをビジネスシーンで着用する場合における着こなしのポイントとなります。
- ネイビーやグレーなどビジネスシーンの定番カラーを選ぶ
- サイズ感はビジネススーツと同じようになるべくジャストフィットを
- インナーはシャツが基本、襟なしを選ぶときはシンプルで清潔感のあるアイテムを
- 足元はローファーなどの革靴でしっかり感を演出
- 遊び心やおしゃれ感を意識するならポケットチーフなどの小物も◎
インナーやカラーをフォーマルに寄せればビジネスシーンでも違和感のない着こなしが可能です。
ノーネクタイのスーツコーデについては、過去記事でも詳しく紹介していますがビジネスシーンで失礼にならないためにはボタンダウンシャツを組み合わせるのがおすすめです。
プライベートでカジュアルスーツを着こなすポイントとコーデ例
デートや友人との外出時にカジュアルスーツを取り入れるなら、素材感やカラーバランスを意識したアイテム選びが重要です。
以下はカジュアルスーツをプライベートなシーンで着用する場合における着こなしのポイントとなります。
- ラフなシーンで着用するならリネンやコットンなどカジュアルな素材を選ぶ
- カジュアルスーツの色はトレンドや着用シーンを意識して選ぶ
- インナーにカジュアル感の強いアイテムを取り入れると親しみやすいコーデに
- 困った時は清潔感やシンプルさを意識するとまとまりやすい
カジュアルスーツをラフに着こなすときのポイントは、コーデ全体のトータルバランスを意識してチグハグな印象の組合せにならないように気を付けることです。
例えば夏なら涼しげなリネン素材でライトグレーのような明るい印象のカジュアルスーツを選び、シンプルなシャツとスニーカーを組み合わせるだけでもスタイリッシュなコーデを完成させることが可能です。
カジュアルスーツの定番コーデや王道の着こなしアイテムを知っておこう!
カジュアルスーツを自分らしく着こなすためには、王道や定番のコーデを試したり色々なアイテムの組み合わせ方を知っておくことが大切です。
コーデの基本やパターンを知れば、感覚的にアイテムや色の組み合わせ方や相性が判るようになり、アレンジを加えて自分らしい着こなしができるようになっていきます。
秋冬のデートにおすすめ!ニット×コットンスーツ
前項では春夏向けの涼やかなコーデを紹介しましたが、秋冬のカジュアルスーツコーデならコットン素材など暖かみのある素材を取り入れた着こなしがおすすめです。
- ネイビーカラーのカジュアルスーツ(コットン素材)
- ライトグレーのニット
- ブラウンカラーのローファー
- チェック柄のポケットチーフ
メインとなるカジュアルスーツに王道のネイビーカラーを選びフォーマル感を演出、その上でコーデ全体が固い印象にならないようにインナーには柔らかさや温かみを感じさせる色合いのニットをセレクトしています。
靴もしっかり感のあるローファーを選びつつ、ビジネス感が強すぎないブラウンカラーにすることで全体的にバランスの良い着こなしになっています。
スマートなのにどこかラフで気さくな印象を与えてくれるコーデなので、オフィスカジュアルや秋冬のデートなどにおすすめです。
カジュアル感や個性を演出するなら挿し色or小物を上手に使った着こなしがおすすめ!
カジュアルスーツをもっとラフに着こなしたい!という方におすすめなのが、明るい色合いのアイテムを挿し色としてコーデに加えたり、カジュアル感が強い小物を合わせるコーデです。
例えば上記画像のように、統一感のあるカラーリングに少しだけ目立つ色のインナーを合わせてみたり、アクセントにペンダントやリュックのようなカジュアル色の強いアイテムを組み合わせる着こなしも効果的です。
スニーカーを組み合わせれば、それだけでコーデ全体のカジュアル感はグッと高まりますが、スーツの色合いや素材感との相性が悪いとチグハグな印象になってしまうので注意しましょう。
カジュアルスーツに合わせる靴については、詳しく特集した記事もあるのでぜひチェックしてみてください。
Q&Aで見るカジュアルスーツのNGコーデや着こなしの注意点
ここまでカジュアルスーツの着こなしにおけるポイントやコーデ例を紹介してきましたが、最後にダサ見えしてしまうNGコーデや注意点をQ&A形式でまとめて解説します。
着こなしでやってしまいがちなダサ見えポイントもあるので、しっかりチェックしてコーデに活かしてみてください。
- トレンドを意識してコーデしたのにダサいと陰口を叩かれてしまいました・・・
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メンズ・レディースを問わず、ファッション業界では流行りのアイテムやカラーが存在します。
例えば2024年のメンズファッションにおけるトレンドなら、オーバーサイズやワイドパンツ、他にもスポーツMIXやレトロ感のあるアイテムなどが挙げられます。
もちろんカジュアルスーツにトレンドを組み込んだ着こなしも可能ですが、セットアップスーツであるがゆえに相性が悪いトレンドも存在するので注意が必要です。
最も判りやすいのがオーバーサイズやワイドパンツなど、サイズ感に関するトレンドとの相性で、本文中でもお伝えしていますがスーツをかっこよく着こなすなら基本的にジャストサイズが最適です。
極端なオーバーサイズのようにトレンドを意識しすぎてしまうと、スーツの着こなしとしては避けるべき「サイズ感が身体に合っていない」というダサい着こなしになってしまうことも。
スーツは基本的にフォーマルな印象が強めのアイテムなので、メインとなるカジュアルスーツのサイズ感が身体に合っていないと、それだけで「だらしない」印象や「くたびれた」印象になるので要注意です。
カジュアルスーツコーデにトレンドを組み込むときは、インナーや小物を使って部分的にアクセントとして取り入れるようにしましょう。
- 40代ですがカジュアルスーツのインナーに普通のシャツを合わせるのがダラしないような気がして好きじゃありません。Yシャツだと堅苦しいと言われます。何か良い方法は無いでしょうか?
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ビジネススーツを着なれている人に多いのが、カジュアルスーツのラフな着こなしは落ち着かないという意見です。
しかし、記事内でも解説しているように着用シーンや場の雰囲気を考慮すると、ガチガチのスーツスタイルは避けた方が良いケースもありますよね。(例えばオフィスカジュアルを推奨している職場など)
インナーに普通のシャツを合わせるのがだらしないと感じてしまう人は、タックイン(ズボンにシャツを入れ込む)したり、ジャケットよりも短い丈のシャツを意識的に選ぶ方法がおすすめです。
他にも画像(左)のように、Yシャツに薄手のセーターを重ね着して堅苦しさを無くしてカジュアルな印象を演出する方法などもあります。
- カジュアルスーツはどこで買うのがおすすめですか?ユニクロなどでも良いのでしょうか?
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ファッションに対する価値観やこだわりは人それぞれなので、普段使いを視野に入れたカジュアルスーツなら安価な量販店などで買い求めてもなんら問題はありません。
しかし、ビジネスシーンやちょっとしたパーティーのようなフォーマル感もしっかり演出したいシーンでの着用も考えるなら、カジュアルスーツの素材や品質にこだわってみるのもおすすめです。
比較的コーデの自由度が高く、カジュアルシーンでも着用できるとは言え、やはりスーツはスーツですので、しっかりとした質感や身体のサイズにフィットする仕立ての方がスマートな着こなしが可能となります。
高品質なカジュアルスーツやジャケパンコーデに最適なテーラードジャケットをお探しなら、当店GINZA SAKAEYAのご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
世界最高峰スーツブランドの一角を担うZEGNA(ゼニア)の公認店である当店なら、確かな実績とお客様のニーズに寄り添った接客で最高のカジュアルスーツをご提供することが可能です。
カジュアルスーツの着こなしは基本を大事にしつつ応用も楽しもう!
ビジネススーツに比べて自由な着こなしが魅力のカジュアルスーツですが、スーツの選び方そのものに大きな違いはありません。
基本的にはスーツなので自分の身体に合ったサイズ感を選び、季節やシーンに合った色や素材を選ぶようにしましょう。
- コーデの印象は組み合わせるアイテムで大きく変わる!
- 着用シーンに応じてコーデのバランスを変えよう!
- コーデに悩んだときは「シンプル」「清潔感」の2点を意識するのがおすすめ
カジュアルスーツは1着あるだけで、幅広いシーンで活躍してくれる万能アイテムです。
ぜひ今回お伝えした着こなしの基本やコーデ例を参考に、上手に活用してさまざまなシーンでスーツファッションを楽しんでみてください!