ネクタイの代表的な柄は7種類!模様の意味と呼び方を覚えよう

  • ネクタイの柄の種類がわからない!模様の呼び方が知りたい。
  • ビジネスで使いやすいネクタイの柄の種類は?
  • ネクタイの柄がマナー違反になることもある?

自分でネクタイを見て選ぶときは、柄の呼び方がわからなくても問題ありませんが、他の人にどんな模様なのか伝える場合は名称を覚えておいた方がスムーズですよね。

ネクタイにはたくさんの柄があるように見えますが、実は大きく7種類に分けることができるのです。この7種類を覚えておけば、他の人に自分が思い浮かべたネクタイの種類を説明することができます。

店頭に並んでいないネクタイの柄を探しているときやネットショップでネクタイを探すときにも役立つので、柄の種類と呼び方を覚えておきましょう。

ネクタイの色とスーツとの組み合わせ方については≫ネクタイの使い方についてで紹介しております。ぜひそちらもあわせてご覧ください。

目次

ネクタイの柄の種類と名前を覚えよう!

ネクタイの代表的な柄は大きく分けて7種類です。細かく分けると覚えるのが大変になってしまうので、まずはこの7種類の名称を覚えましょう。

無地(ソリッド)

無地には織柄があるものを含む場合がある
無地には織柄があるものを含む場合がある

無地のネクタイは「ソリッド」と呼ばれることもあります。単色(一色)だけのネクタイで柄が入っていないシンプルなネクタイのことです。

単色の糸を使い、織で模様を入れたネクタイも遠くから見た場合は無地に見えることから、無地のネクタイとして扱われることがあります。

ストライプ(レジメンタル)

ストライプは幅広いシーンで使いやすい柄
ストライプは幅広いシーンで使いやすい柄

ストライプというのは縦縞のことですが、ネクタイの柄では斜めの線がデザインされたものを指します。ビジネスシーンや就活で利用されることが多く、すっきりとした見た目で使いやすいデザインです。

レジメンタルストライプやレジメンタルタイと呼ぶことが多く、線の向きには右上がり(英国式)と左上がり(米国式)がありますが、日本ではあまり区別されていません。

ドット(水玉)

ドット柄は水玉の大きさで印象が変わる
ドット柄は水玉の大きさで印象が変わる

ドットとは水玉(丸い模様)が並んだデザインのことです。

水玉の大きさによって小さいものをピンドット、大きいものをコインドット、その中間をポルカドットと呼ぶこともあり、ドットが小さいものはきちんとした印象に、大きいものは親しみやすい印象になります。

ストライプより柔らかい雰囲気になるので、結婚式や同窓会など人が多く集まる場での着用もおすすめです。

チェック(格子)

チェックはブランドのデザインにも多い
チェックはブランドのデザインにも多い

チェックは直線が交わった格子模様のことです。ストライプよりたくさんの色を組み合わせることができるので、色の組み合わせによっては派手に見えることもあります。

カルバンクラインやバーバリー、ポールスミスなどのブランドネクタイにもチェック柄は多く、伝統的で幅広い年代に人気のデザインです。

チェックにはギンガムチェックやタータンチェックなど、線の太さや色の組み合わせ方で何種類も呼び方があります。

ペイズリー

ペイズリーは植物を模したデザイン
ペイズリーは植物を模したデザイン

ペイズリーは草花などをモチーフにした柄で、曲線が繰り返されるデザインが特徴です。種子、果実、花の他にゾウリムシやミドリムシなどをモチーフにした、よく見ると不思議なデザインのネクタイもあります。

デザイン性が高いので華やかな印象になりますが、初心者には難しい柄かもしれません。柄が小さく目立ちにくいものを選ぶと合わせやすいかと思います。

小紋

小紋柄は色味を抑えたものが使いやすい
小紋柄は色味を抑えたものが使いやすい

小紋柄は「こもんがら」と読み、細かい模様が規則的に並んだ柄のことです。紋(もん)という言葉には「図形」という意味があります。

規則的に模様が並んだものとランダムに模様が並んだものもありますが、どちらも小紋柄に含まれます。

小紋には遊び心のあるデザインも多いのですが、模様が小さいので遠くからでは目立たずいろいろな柄が楽しめるのが特徴です。

パネル柄

パネル柄は柄が繰り返さないデザイン
パネル柄は柄が繰り返さないデザイン

ネクタイの柄の種類には同じ模様を繰り返したものが多いのですが、繰り返しがないデザインをパネル柄と呼びます。

パネル柄には大剣の先の方だけに柄が入ったものや、ネクタイを締めたときに結び目の下に柄が来るものなどいろんなパターンがありますが、デザイン性が高く高価なものが多いです。

普段使いというよりは、特別な場で使うのに向いているネクタイになります。

ネクタイの種類は着用シーンによって使い分けよう

ネクタイの模様が大柄なものはカジュアルに見え、小柄な方がフォーマル度が高くなります。ビジネスではカジュアルすぎるネクタイは避けた方がいいでしょう。

ビジネスで使いやすいネクタイは小さめの柄

ビジネスシーンでは小さめの柄を選ぶ
ビジネスシーンでは小さめの柄を選ぶ

ビジネスの場では、相手から信頼されるコーディネートを心がけます。そのため、圧迫感のない小さめの柄や控えめな色のネクタイがおすすめです。

レジメンタルとドット、そして小紋のネクタイは色と柄の組み合わせが豊富なのでビジネスシーンで使いやすい種類の柄になります。

ビジネスで使うネクタイはいつも同じような感じになりがちですが、春にはピンクやラベンダー、夏には水色など季節感のある色を取り入れると一目置かれるコーディネートになるでしょう。

大柄なネクタイはカジュアルな印象になる

大きい柄はカジュアルに見える
大きい柄はカジュアルに見える

大柄なネクタイはカジュアルなイメージになるので、気さくな集まりや仕事以外の普段使いなど個性を出したい場合に選びましょう。

ペイズリーやパネル柄のネクタイは、ビジネスではあまり使わない柄なので普段とイメージを変えたいときにおすすめです。

ストライプでも太めの柄はインパクトが強くおしゃれなイメージになります。イベントなどで自分を印象付けたいときにはぜひチャレンジしてみてください。

冠婚葬祭でつけるネクタイの種類はマナーを意識する必要がある

結婚式や葬式など服装に決まりがある場面では、ネクタイの種類にもマナーがあります。

結婚式や葬式という大切な場でマナー違反をしてしまうと、周囲から非常識という目で見られてしまいますし、人によっては不快に感じることもあります。

マナーを重視するべき場面では、相手に失礼のないように注意してください。

結婚式ではネクタイの種類は着用する服に合わせる

結婚式のネクタイは立場によって選び方が違う
結婚式のネクタイは立場によって選び方が違う

結婚式では、自分の立場によって服装が違ってきます。

新郎の親や媒酌人であれば、着用するのはモーニングになるのでネクタイの種類は白黒のストライプになります。

親族などで礼服を着用する場合は無地の白ネクタイかシルバーのネクタイです。若い世代であれば白地にシルバーストライプのネクタイを合わせてもOKです。

招待客が着用することの多いダークスーツでは、合わせるネクタイの幅がぐっと広がります。結婚式はフォーマルな場なので、カジュアルすぎるネクタイはNGですが、きちんとした印象に見えるストライプやドット、小紋柄などが着用できます。

結婚式のネクタイに関するマナーについては結婚式でのネクタイの選び方で詳しく解説しておりますので、そちらもあわせてご覧ください。

葬式などの弔事で着用できるネクタイの種類は黒の無地のみ

弔事の場合のネクタイはは黒の無地
弔事の場合のネクタイはは黒の無地

葬儀や法事などの弔事の場合は、着用できるネクタイは黒の無地のみです。結び方はプレーンノットディンプルは作らず、ネクタイピンも使用しません。

近年では遠目から見えないような柄ならOKとする意見もありますが、高齢の方やマナーを気にする方にとっては無地の黒ネクタイ以外は非常識だと思われてしまいます。

弔事用として販売されている柄入りのネクタイは、家族内での法事であれば許容されるかもしれませんが、他人の葬儀に出席する場合には避けてください。

お通夜であれば「準備をする間もなく急いで駆けつけた」ということになるので、黒以外でも濃い目のグレーやネイビーなど黒に近い色であれば大丈夫です。

ネクタイの柄の種類に関するQ&A

ネクタイの柄で人気があるのは何ですか?

日本ではスーツをシャープな印象に見せてくれるストライプ(レジメンタル)が人気です。小紋柄も年代を問わず使いやすく、柄の種類が多いので人気があります。

就活をするときのネクタイはどんな柄がふさわしいですか?

就活ではカジュアルなネクタイや派手なネクタイは相手に不真面目な印象を与えてしまいます。

ストライプ(レジメンタル)や小さいドットなどのシンプルな柄がおすすめです。色も濃い色ではなく水色、クリーム色、ピンクなどの明るい色でフレッシュな雰囲気になるようにしましょう。

ネクタイの柄は着用するシーンによって種類を選ぼう

ネクタイは柄の種類によって相手に与える印象が変わるので、柄の種類や着用したときにどんな印象になるかを覚えておきましょう。

ネクタイの柄が大きいとカジュアルになるので、ビジネスなどのきちんとした場では小さめの柄を選んでください。逆に、相手にインパクトを与えたい場合は大柄を選びます。

おさらい
  • ネクタイの柄の種類は大きく分けて7種類
  • ビジネスで使いやすい柄はストライプ・ドット・小紋の3つ
  • 結婚式や葬儀などのマナーが必要な場ではネクタイの柄にも配慮が必要

ネクタイの柄の呼び方は普段あまり意識しないかもしれませんが、名称や種類を覚えることでネクタイのデザインの選択肢が増えるということもあります。

同じデザインでも模様の大きさや色によって印象が違うので、使いやすそうなデザインがあればぜひ普段とは違う柄にもチャレンジしてみてください。

ネクタイの色とスーツとの組み合わせ方については≫ネクタイの使い方についてで詳しく紹介しておりますので、そちらもあわせてご覧いただければと思います。

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