- 冬はジャケパンだと寒くて辛い・・・
- 冬でも快適に過ごせるジャケパンコーデを教えて!
- 冬のジャケパンコーデにおすすめなアイテムや選び方のコツが知りたい!
メンズファッションではお馴染みの「ジャケパン」は、カジュアルな私服はもちろんビジネスシーンにも対応できる定番コーデとして人気があります。
季節や場所を問わないイメージがあるジャケパンですが、寒い冬のコーデは難しいと感じる人は多いようです。
「寒すぎてせっかくのジャケットが目立たないコーデになってしまう」
「冬はジャケパン=寒いというイメージが強くて敬遠しがち」
上記のように冬のジャケパンコーデが難しいと感じてしまうのは、”快適さ”と”お洒落”を両立するためのコツやポイントを知らないことや、アイテム選びが不適切であることが主な原因です。
この記事では【冬のジャケパンコーデのコツとポイント】や【冬に最適なアイテム選び】について解説していますので、冬のジャケパンに苦手意識を持っている方におすすめの内容となっています。
ジャケパンの基本コーデやスーツとの違いなどを知っておきたい方は、詳しく解説している別記事もおすすめです。
冬のジャケパンを快適に!アイテム選びのポイント3選
ジャケパンとは「ジャケット&パンツ」の略称で、基本的には季節を問わず【テーラードジャケット+パンツ】の組合せでコーディネートされた服装を意味します。
確かにジャケット+パンツのコーデが基本になりますが、冬は”防寒”についてもしっかり考えたアイテム選びやファッションをしなければなりません。
スマートな印象を残しつつ真冬でも快適に過ごせるジャケパンコーデをするために大切なポイントは3つあります。
- 冬に適したアイテム選び
- 冬コーデに適したアウター選び
- インナー選び
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
冬のジャケパンで大切なポイント①アイテム選びは素材が重要!
当たり前だと思うかもしれませんが、冬のジャケパンコーデは”寒い季節に適した素材”のアイテムを選ぶことが重要になってきます。
実はビジネスシーンで着用するセットアップスーツの場合、使われている生地の素材や厚みによって”夏用”と”冬用”に分類されています。(オールシーズン用もあります)
上下ワンセットのスーツと違い、ジャケパンコーデの場合は季節に関係なく自由にアイテムを組み合わせてファッションを楽しめるため、冬でも薄手のテーラードジャケットを羽織ってしまう人が少なくありません。
夏物・冬物が明確なスーツでは起こりにくいですが、ジャケパンコーデで同じテーラードジャケットをヘビロテしている人は要注意です。
冬のジャケパンコーデにおすすめな生地や素材を紹介するので、自分が持っているテーラードジャケットが冬の着用に適しているかどうかチェックしてみましょう。
冬のジャケパンコーデ(カジュアル)には”フランネル”がおすすめ
柔らかな印象やカジュアルを意識した冬のジャケパンコーデと相性が良いのは”フランネル”です。
ネルシャツのイメージが強いフランネルは、羊毛を原料とした防寒性能に優れた素材となっています。
羊毛には梳毛(ウーステッド)と紡毛(ウーレン)の2種類があり、高級スーツ生地などに使われるのは滑らかな手触りと光沢が特徴的な梳毛です。
紡毛を原料としたフランネルは、柔らかな起毛が特徴的で見た目にも暖かみがあり冬の着用に最適です。
毛羽のある質感はカジュアルコーデとの相性が良く、堅苦しくない遊び心のある冬のジャケパンコーデを目指す人におすすめな素材だといえるでしょう。
しっかり感のある冬のジャケパンコーデなら”ツイード”がおすすめ
カジュアルな印象は残しつつも、しっかり感のあるジャケパンコーデを目指す方におすすめな素材はツイードです。
ツイードの原料もフランネルと同じ紡毛なので、防寒性に優れていて冬の着用に適した素材となっています。
フランネルと同じ素材が使われていますが、ツイードの特徴は【毛羽が抑えられた独特な質感】にあります。
起毛が少ないツイード生地のジャケットやパンツは、防寒性が高いだけでなくフォーマルなコーデとの相性も抜群なので、カジュアル過ぎない冬のジャケパンコーデを目指す人におすすめです。
冬のジャケパンで大切なポイント②アウターをしっかり選ぶ!
せっかくのジャケットが隠れてしまうからと、アウターを選ばずにジャケパンだけで冬を乗り越えるのは無謀です。
”屋内”と”屋外”2つのシーンで異なるファッションを楽しめるのが冬のジャケパンコーデにおける醍醐味でもあるので、しっかりとジャケパンを引き立てるアウターを選ぶようにしましょう。
冬のジャケパンでアウターを選ぶときのポイント
- ジャケットよりも着丈が長いアウターを選ぶ
- 重ね着による着膨れに注意する
- ジャケットやパンツの素材感や色とのバランスを考える
冬のジャケパンコーデにアウターを重ねたときに、ジャケットの裾がはみ出したり着膨れた印象にならないアウターを選ぶのがポイントです。
冬のジャケパンコーデに合わせるアウターとして、定番のアイテムをいくつか紹介します。
また、スーツに合うコートの選び方はジャケパンのアウター選びに通じる部分も多いので、参考として目を通してみるのもおすすめです。
定番のトレンチコートやステンカラーコート
冬のビジネスファッションでは定番のトレンチコートやステンカラーコートですが、意外にもカジュアル感が強い冬のジャケパンコーデにもおすすめです。
ジャケパン用のアウターとしてスタイリッシュなデザインを選んで、ジャケットの裾が下から覗かないように注意しましょう。
冬のジャケパンならチェスターコート×パンツという選択肢も!
冬のジャケパンコーデには、本来ならアウターとして着用するチェスターコートを”ジャケット代わり”にするという裏ワザもおすすめです。
チェスターコートとは?
- チェスターフィールド伯爵が好んだコートの形状(別名チェスターフィールドコート)
- ジャケットの着丈を長くしたようなフォルムが特徴
- 防寒性能も高く厳しい冬のアウターとしてもしっかり機能する
チェスターコートは襟元が通常のジャケットと同じようにV字となっているため、屋外でもしっかりジャケパンコーデを楽しみたい人におすすめなアウターとなっています。
ちなみに当店GINZA SAKAEYAでもチェスターフィールドコートを取り扱っていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
チェスターコート自体はフォーマル感強めのアイテムですが、セーターやトレーナーのようなカジュアル感の強いアイテムと組み合わせることでカジュアルな印象のコーデにすることも可能です。
ジャケットの上からアウターを羽織ることに抵抗がある人や、着膨れが気になる方はチェスターコートを組み込んだ冬のジャケパンコーデもおすすめです。
冬のカジュアルジャケパン×カジュアルな冬の定番アウター
カジュアルな印象が強いジャケパンコーデなら、冬の定番アウターとして馴染みのあるダウンコートやキルティングコートもおすすめです。
どちらもカジュアル寄りのアウターなので、しっかり感のある冬のジャケパンコーデのときは避けた方が無難です。
どうしてもフォーマルなジャケパンコーデに合わせたいときは、シンプルなデザインで黒やグレーなど地味な色を選ぶようにしましょう。
冬のジャケパンで大切なポイント③インナーでしっかり防寒対策!
冬のジャケパンコーデはスマートな印象を意識するあまり、薄着になってしまい防寒対策が疎かになってしまいがちです。
現代は薄くても防寒性が高いインナーも多いので、厚着コーデが嫌な場合は肌着選びから見直してみましょう。
いわゆる”機能性インナー”なら、リーズナブルな価格で高い防寒効果を得ることが可能です。
価格よりも品質にこだわる方はカシミヤ100%やウール100%など、天然素材で作られた肌着やセーターがおすすめ。
防寒だけでなく意外に汗をかく冬のニオイ対策にも効果を発揮してくれます。
スーツのインナー選びについて詳しく解説した記事の内容が、冬に最適なインナー選びに役立ちますのでぜひ一緒に読んでみてください。
冬のジャケパンコーデがダサくなってしまう原因と対処法!
冬のジャケパンコーデがダサくなってしまう原因は主に3つあります。
冬のジャケパンがダサい原因と対処法①コーデの色彩
ジャケパンの場合、コーデに使う色は3~4種類ほどにした方が全体的に統一感がありまとまった印象となります。
しかし、冬になると”同系色”のアイテムだけを組み合わせた単調な色のコーデになりがちなので注意しましょう。
冬のジャケパンコーデに色彩をプラスする対処法
- パンツとジャケットの素材や色は意識して変える
- インナーや靴に明るい色を使う
- 同系統の色は2種類までを意識する
冬のジャケパンがダサい原因と対処法②重ね着
冬のジャケパンコーデがダサくなる原因として多いのが、防寒対策を意識するあまり重ね着をしてせっかくのスマートな印象が台無しになってしまうパターンです。
確かに、ジャケパンコーデだからと寒さを我慢して薄着をするのはおすすめできませんが、厚着をすれば良いというものでもありません。
すでにお伝えした”アイテム選び”を意識して、素材・アウター・インナーを厳選することで着膨れコーデにならないように注意しましょう。
冬のジャケパンがダサい原因と対処法③コーデの統一感
冬になると、単にジャケパンだけではなくアウターも含めたコーデを考える必要があります。
意外に多いのが、ジャケパンのコーデとアウターがチグハグでダサい印象のコーデになってしまうパターンです。
基本的にアウター着用時もジャケットを活かすコーデなら、統一感のあるアイテム選びをするようにしましょう。
逆に屋外でアウターを着ているときは中のジャケットを見せないのであれば、パンツや靴との相性だけでアウターを選んでも全く問題ありません。
カジュアルな印象のジャケパンなのに、ビジネス感の強いコートを羽織るコーデ・・のようなアンバランスな着用は避けるように注意しましょう。
冬のジャケパンは小物を上手に活用して差をつけよう!
冬のジャケパンコーデでは、他の季節に比べてマフラーや帽子などの小物が重要になってきます。
前項でも紹介したように、単調になりやすい冬のジャケパンコーデにアクセントとなる挿し色を加える効果や、コーデのカジュアル感を増す効果もあります。
普段は帽子やマフラーを使わないという人も、冬のジャケパンコーデでは積極的に小物をコーデに取り入れてみましょう。
「冬のジャケパンにおける服装マナーは?」など気になる疑問や不安まとめ
最後に、冬のジャケパンコーデに関連する疑問や不安を回答付きで紹介します。
服装マナーなどにも触れていますので、冬のジャケパンコーデを実践する前に問題無いかチェックしてみましょう。
- 冬のジャケパンコーデに「服装マナー」は存在しますか?
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冬のジャケパンコーデに限定された服装マナーは特にありません。
私服としてカジュアルな冬のジャケパンコーデを楽しむ場合なら、常識的なマナーから逸脱しなければ自分なりのファッションを自由に楽しんでOKです。
しかしビジネスシーンでの着用を想定した冬のジャケパンコーデには服装マナーが存在するので注意が必要です。
基本的には【職場で定められた服装規定】を順守することを意識して、”相手に不快と思われない服装”を心がけるようにしましょう。
- 冬のジャケパンとウォームビズは違うの?
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ウォームビズと冬のジャケパンコーデは同じだと思っている人もいますが、ウォームビズは【寒い季節でも快適に仕事を行える服装】なので、ジャケパン以外の服装も含まれます。
ウォームビズコーデの一環として、ジャケパンを取り入れた冬のビジネスファッションは人気ですが、ウォームビズとジャケパンは同義では無いので注意しましょう。
ウォームビズについて詳しく解説した過去記事では、身体を効率よく温める方法など冬のジャケパンコーデでも役立つ情報を紹介しているので、合わせて読んでみてください。
冬のジャケパンコーデはアイテム選びで決まる!適切な素材や小物でお洒落に楽しもう!
冬のジャケパンコーデは他の季節よりもアイテムの素材や小物に気を配り、防寒とお洒落を両立させることが大切です。
- 冬のジャケパンコーデには”フランネル”や”ツイード”素材がおすすめ
- 着膨れしやすい季節だからこそ、薄くてもしっかり防寒できるアイテムを選ぼう!
- 挿し色やカジュアルダウンの効果がある小物を上手に活用しよう!
単に冬物のスーツを選び定番のコートを羽織れば良いセットアップに比べて、冬のジャケパンコーデは自由度が高くアイテムの組合せ次第でさまざまなスタイルが楽しめます。
冬はオリジナリティのあるファッションが楽しめる季節でもあるので、今回お伝えしたポイントを意識しつつ自分なりの冬コーデをぜひ探してみてください!