スーツの冬アウターの選び方を紹介!素材やデザインに注目しよう

  • スーツの冬アウターはどんなことに気を付けて選んだらいい?
  • 冬はダウンをスーツのアウターに着用しても大丈夫?
  • 就活のスーツにはどんなアウターがおすすめ?

冬になるとスーツの上にアウターを着用する方がほとんどかと思います。普段着として着慣れているアウターをスーツのときも着用したいと考える人がいるかもしれませんが、スーツのアウターは選び方にポイントがあります。

スーツの着こなしが洗練されていても、アウターの選び方次第ではスーツスタイルがダサくなってしまいます。

この記事では、スーツに合わせるメンズアウターの選び方のポイントについて解説していきます。たかがアウターと侮らず、スーツスタイルにふさわしい素材やデザインのアウターを選びましょう。

冬用のスーツの特徴については≫冬用スーツのメリットについてで詳しく紹介しておりますので、そちらもあわせてご覧ください。

目次

スーツに合わせやすい冬アウターのポイント

スーツに合わせる冬アウターは素材やデザインがポイント
スーツに合わせる冬アウターは素材やデザインがポイント

冬にスーツの上にアウターを着る場合は、どんなアウターでもいいというわけではありません。スーツを選ぶときと同様にスーツのアウターを選ぶときにもいくつかポイントがあります。

アウターの丈はスーツのジャケットより長めにする

スーツのアウターを選ぶ上で一番気にしてほしいのはアウターの丈です。どんなに高級感のあるアウターでも、スーツのジャケットがアウターの裾から見えてしまうとだらしない印象になります。

逆に、長すぎる丈は動きにくいので日常生活で着用するのには向いていません。

女性の場合はスカートとのバランスで長い丈のアウターをスーツに合わせることもありますが、メンズスーツの場合はひざ下のやふくらはぎまでのロングコートはバランスが悪いと覚えておきましょう。

スーツにコートなどの冬アウターを合わせる場合は、膝上10㎝~膝が隠れる程度が目安です。背が低めな人は短め、背が高い人は長めにした方がバランスよく見えます。

着ぶくれしないデザインやサイズ感

丈以外で気を付けて欲しいのが、スーツの上に着用したときのゆとりです。ゆとりが少なすぎると腕を動かしにくかったり、脱ぎ着がしにくかったりという使いにくいアウターになってしまいます。

特に冬のスーツのインナーには厚手の肌着やニットを重ね着する場合もあるので、他の季節よりもサイズに気を付ける必要があります。

ゆとりが多すぎるオーバーサイズのアウターは、カジュアルに見えてしまうので、スーツに合わせるアウターを選ぶ場合は上半身にボリュームが出ないサイズ感のものを選びましょう。

肩回りのゆとりは指1本分くらいがベストですが、体形によっては指1本のゆとりでは動きにくいと感じることもあるので、アウターを購入するときは必ずスーツ上から着用してみてください。

アウターの素材はカシミヤやウール、メルトンなどのハリや光沢があるしっかりした生地を選ぶと上品に見えます。目が詰まった生地なので風を通しにくく、すっきりとしたシルエットでも暖かいというメリットもあります。

脱いだときのたたみやすさも考慮

スーツの上にコートを着用して営業先の家などを訪問した場合は、コートは玄関先で脱ぐのがマナーです。脱いだときに邪魔にならないようにたためるかも考慮してスーツを選びましょう。

寒くなり始めた季節には日中はコートを脱ぐ場面が多いため、秋口や春先にはたたみやすく持ち運びやすい薄手のコート、真冬には厚手のコートに変えるなど気温に合わせてアウターを選ぶことも大切です。

コートは外の汚れを持ち込まないように、コートの表面を内側にしてたたみ、たたんだコートは腕に掛けて持ち運びます。

スーツに似合うコートを選ぶポイントについては別記事で詳しく紹介しておりますのでで、ぜひそちらもあわせてご覧ください。

住んでいる地域や移動方法によるスーツの冬アウターの選び方

雑誌などで紹介されるコートは首都圏を中心としたものが多いため、気温が低い地域や豪雪地帯では参考にならないことがあります。

また、冬でも通勤や仕事中に自転車での移動が多い人などは移動方法に合わせてアウターを選ばないと不便さを感じてしまうでしょう。

自転車や自動車での移動が多い場合

自転車にはお尻で踏まない丈のアウターを選ぶ
自転車にはお尻で踏まない丈のアウターを選ぶ

スーツで自転車に乗る場合は、スーツのジャケットをお尻で踏むことはありません。冬にアウターを着用するときも、コートの裾をお尻で踏まない丈が理想です。

スーツのジャケットがはみ出さなければいいので、スーツの裾が隠れる程度でサドルに腰かけたときに邪魔にならない丈のアウターを選んでください。

自動車に乗る場合も、長い丈のアウターはドアの開け閉めや乗り降りの際に邪魔になるため、お尻が隠れる丈~膝上10㎝程度のやや短めの方が扱いやすいかと思います。

自転車や自動車では、運転しにくいコートは事故にもつながることがあるので、運転のしやすさを考えたアウターを選びましょう。

冬に雪が降る地域は素材にも注意

雪が降る地域では雪が防げるアウターを選ぶ
雪が降る地域では雪が防げるアウターを選ぶ

冬に雪が降る地域では、撥水加工してあるアウターを選ぶことも重要です。撥水加工されていない生地は、雪がくっついたまま溶けて濡れてしまうことがあります。

撥水加工してあるアウターであれば、雪がついても手で払うだけで簡単に雪を落とすことができます。

また、雪が降っているときは襟元の開いたアウターでは、開いている部分から雪が入ってきてネクタイやシャツが濡れてしまう可能性もあるので、襟元が開いていないコートが向いています。

ピーコートの襟もとを閉めて着用したり、ステンカラーコートを選んだりすると雪がアウターの中に入るのを防ぐことが可能です。

質感やデザインに注意すればダウンもスーツのアウターにできる

ダウンも選び方次第でスーツのアウターにできる
ダウンも選び方次第でスーツのアウターにできる

ダウンはスーツのアウターとしてはカジュアルすぎると感じる人もいるかもしれませんが、質感やデザインに気を付ければスーツにも合わせることができる冬アイテムです。

スーツにダウンを合わせるときのポイントは

  • スーツのジャケットより長めの丈
  • 光沢のない質感の生地
  • ステッチがない、または少なく目立たない
  • ボリュームの出ない細身のデザイン
  • カジュアルに見える装飾がない

という5点です。

素材やパーツによるダウンの違い
素材やパーツによるダウンの違い

マットな質感の生地は落ち着いて上品な印象を与えるのでダウンでもカジュアルに見えません。

素材以外でも、ボタンの大きさや形、ファスナーの色によってもカジュアルに見えてしまうことがあります。全体的に同じ色が使われていて金や銀のパーツがないものがスーツのアウターに向いています。

丈が長めのダウンは「ダウンジャケット」ではなく「ダウンコート」という名称で販売されていることが多いので、ダウンのアウターを探すときは「ダウンジャケット」ではなく「ダウンコート」を探してみてください。

就活時の冬アウターはデザイン重視で選ぶ

就活用のアウターは相好印象を与えられるデザインを選ぶ
就活用のアウターは相好印象を与えられるデザインを選ぶ

冬の就活で着用するアウターの選び方は、普段スーツの上に着るアウターの選び方とは違ってきます。普段着用するアウターは機能面などを重視する必要がありますが、就活でのアウターは相手に与える印象を第一に考えましょう。

会社訪問や面接などアウターを着用する場合、スーツに合わないカジュアルなアウターを着用するのは避けてください。

コートは訪問先の入り口に入る前に脱ぐものですが、手で持ったまま会社内に入るためどんなコートを着用しているかは相手から見えてしまいます。

また、会社の周辺で訪問先の人から見られる可能性もあるため、アウター選びは意外に重要です。

就活のスーツにあわせるコートはシンプルなステンカラーコートがおすすめで、カラーは黒やネイビーなら着まわしやすく長く着用できます。

GINZA SAKAEYAのゼニア生地の仮縫い付フルオーダーコートは、着心地やシルエットに妥協することなくお客様にご満足いただける仕上がりを目指しております。長く愛用できる上質なステンカラーコートを手にしたい方はぜひご相談いただければと思います。

就活に適したコートの選び方については≫リクルートスーツの選び方と着用マナーにて紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。

スーツに合わせる冬アウターに関するQ&A

スーツのアウターとしてNGなのはどんなコートですか?

スーツのジャケットがはみ出す短い丈や派手なカラーなど、カジュアルに見えるコートはスーツのアウターとしてふさわしくありません。

冬のスーツのアウターには黒やグレー、ネイビーなどの定番カラーですっきりとしたデザインのものを選びましょう。

スーツの上にアウターを着るのはいつから?

コートなどのアウターを着用する時期は住んでいる地域にもよりますが、気温が10℃程度まで下がる10~11月ころが一般的です。

初冬と真冬では気温に差があるので、薄手のコートと厚手のコートを準備しておき、気温に合わせて切り替えられるようにしておくと冬を快適に過ごすことができます。

冬はアウターもスーツの着こなしの一部だと考えよう

スーツにアウターを合わせるときは、スーツとのコーディネートを意識して選びましょう。

着たときのシルエットだけでなく、訪問先で脱ぐことが多い人はたたみやすさ、自転車通勤の人は動きやすさなども重視してください。

住んでいる地域によってもアウターの選び方は違ってきます。

一般的にはスーツに合わせるアウターはカシミヤやウールを使ったコートですが、雪国には撥水加工されたナイロンなど濡れにくい生地を使ったアウターが適しています。

おさらい
  • 冬アウターはスーツの上着の裾が出ない長さのものを選ぶ
  • 光沢のない生地でボリュームを抑えたデザインなら冬のアウターとしてダウンも着用OK
  • 就活のスーツにはステンカラーのコートがおすすめ

冬にスーツの上にアウターを着用する場合は、コート単品のデザインだけではなくスーツと合わせたときのバランスも大切です。アウターを購入する場合はスーツの上から試着して選ぶようにしましょう。

冬用スーツを着用するときのポイントについては≫冬用スーツのメリットについてで詳しく紹介しております。そちらもあわせて参考にしてみてください。

GINZA SAKAEYAでは厳選された高級カシミア・ウールを贅沢に使用したゼニア生地の仮縫い付フルオーダーコートの作成を行っております。

スタイリストによる的確な採寸と仮縫付フルオーダー製法で一般的なパターンオーダーとは一線を画す仕上がりになっておりますので、一生付き合える上質なアイテムを手にしたい方はぜひご相談いただければと思います。

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