- リクルートスーツと普通のスーツには明確な違いがあるの?
- リクルートスーツの選び方やお得な購入方法を知りたい!
- 就職活動におけるリクルートスーツの着こなしマナーを教えて!
リクルートスーツは、就職活動において第一印象を左右する重要なアイテムです。
しかし就職活動をする人の多くは高校生や大学生なので、スーツを人生で初めて購入するという方も多いはずです。
この記事では、リクルートスーツの基本から選び方、通常のスーツとは何がどう違うのか、さらには着こなしマナーや注意すべきポイントまでを徹底的に解説します。
リクルートスーツの購入や新調を検討している方に役立つ内容となっていますので、ぜひ最後まで読んで参考に役立ててみてください。
リクルートスーツは就活用限定のスーツなのか
就職活動シーズンになるとよく耳にする「リクルートスーツ」の定義から解説します。
リクルート(recruit)は英語で「募集する」「採用する」という意味の動詞が語源で、日本では就職活動や企業の人材募集活動などを表す言葉として定着しています。
そして、リクルート活動(就職活動)をしている人たちが着用するスーツをまとめて、リクルートスーツと呼称しているのです。
一般的にリクルートスーツ=就職活動限定のスーツと認識されがちですが、実は就活中以外にも着用可能なシーンがあります。
まずは、リクルートスーツの重要性や就活以外で着用できるシーンについて詳しく解説していきましょう。
リクルートスーツと第一印象の関係性
就職活動をする上でリクルートスーツは、就活生の清潔感や誠実さなど第一印象に大きな影響を及ぼします。
面接官を対象に某企業が行ったアンケート調査では、実に9割近い面接官が「清潔感は印象値において最も重要な要素」である、と回答しています。
もちろん、リクルートスーツだけではなく小物や髪形なども含めたトータルバランスで清潔感を演出することが重要です。
就職活動におけるスーツの着こなしをより詳しく知りたい方は、リクルートスーツのネクタイに関する記事や、リクルートスーツと靴に関する記事もぜひチェックしてみてください。
インターンシップはリクルートスーツでOK
インターンシップとは学生が就業前に企業で一定期間、職場体験ができる制度のことですが、制服や作業服など服装の規定が無い場合はリクルートスーツを着用するのが無難です。
最近ではビジネスカジュアルOKという企業も増えてきましたが、服装マナーに不安があるならリクルートスーツで参加したほうが安心できるでしょう。
入社~研修など新人期間中はリクルートスーツ
入社してから研修が終わるまでは、リクルートスーツを着用していても大丈夫です。
最近は就業時の服装もかなり自由度が高くなっていて、オフィスカジュアルを採用している企業も増えてきていますが、初出勤となる入社初日はリクルートスーツを着用するのが一般的です。
先輩や上司から「そんなに堅苦しい服装じゃなくても大丈夫だよ」と言われたら、翌日からオフィスカジュアルで出社すれば問題ありません。
冠婚葬祭などフォーマルなシーン(条件あり)
結婚式や急な葬儀に出席する場合にリクルートスーツを着用しても失礼にならないケースもあります。
ただし、冠婚葬祭にリクルートスーツを着用できるのは以下の条件に当てはまる場合だけなので注意しましょう。
お通夜ならリクルートスーツで向かってもOK
急な訃報でお通夜に行く場合ならリクルートスーツで出席しても失礼にはなりません。
むしろ、故人との関係性が希薄なのに喪服でお通夜に行くと「不幸を予期していた」と思われる恐れもあるため、一般的には平服で向かう方が良いとされています。
ただし、どんなリクルートスーツでもお通夜に着用していける訳ではありません。
基本的に地味な色、例えば黒や濃紺などであれば問題ありませんが、明るい色合いのリクルートスーツを着用したままでの出席は控えるようにしましょう。
結婚式やパーティーなど晴れやかな場なら着用可能
冠婚葬祭は主に弔事と慶事に分類されますが、お祝い事に分類される結婚式やちょっとしたパーティーならリクルートスーツで出席しても重大なマナー違反とはなりません。
ただし、リクルートスーツで慶事に出席しても許されるのは学生や入社したての若い世代の方に限られるので注意しましょう。
お祝い事なので、基本的にはブラックスーツやダークスーツ、または華やかな色合いのスーツなどカラーの制限は弔事に比べて少なくなっています。
学生や新社会人などフォーマルな装いがリクルートスーツしか無い場合は、ネクタイやポケットチーフなどの小物で少しでも華やかさを演出して乗り切りましょう。
葬式はリクルートスーツで出席できない!
お通夜の場合は地味な色のリクルートスーツなら出席可能とお伝えしましたが、葬儀(告別式)はその限りではないので注意しましょう。
また、学生や社会人1年目までは冠婚葬祭でリクルートスーツの着用が許されても、新卒ではなく一人前の社会人になってからは、喪服やフォーマルスーツを揃えておいた方が良いでしょう。
リクルートスーツと喪服の違いについては、詳しく解説している記事があるのでぜひチェックしてみてください。
何が違う?リクルートスーツとビジネススーツの相違点
ビジネスシーンで着用するビジネススーツと、就職活動で着用するリクルートスーツは、全く別物だと思っている方が多いと思いますがカテゴリで言えば同じスーツです。
分類上は同じでも、実際にはビジネススーツとリクルートスーツを比べた場合、さまざまな相違点が存在します。
素材や色など基本的な部分における相違点
リクルートスーツは一般的なビジネススーツと比べたときに、使われる素材や色が限定されたりシンプルなデザインが多いという特徴があります。
こうした特徴を持つようになった背景として、規律やルールを重んじる日本人の美徳感覚から、就活生の服装は「画一的」で「無個性」が好ましいという考え方が今でも残っているからと言われています。
また、着用できる期間がかなり限定的ということも大きな要因です。
長期間の着用を想定していないため、リクルートスーツの多くは安価でシンプルなデザインが多くなっているのです。
リクルートスーツは色・柄共に限定的
ビジネススーツなら色や柄を自分の好みやスタイルに合わせて自由に選べるのに対し、リクルートスーツの場合はかなり限定されるという違いがあります。
まず色ですが、リクルートスーツの場合は「黒」「濃紺」「ダークグレー」など地味で落ち着いた色合いが良いとされています。
リクルートスーツの着用シーンは主に就職活動ということを考えれば、柄は基本的に不要となるため無地を選ぶことになります。
リクルートスーツの色については、小物の合わせ方やトータルコーディネートのポイントや注意点などを詳しく解説している記事もあるので合わせて読んでみてください。
シンプルなデザインが多いリクルートスーツ
デザインという点でもリクルートスーツとビジネススーツとでは違いがあります。
前述した通り、リクルートスーツの場合は個性的な装いよりも無個性な装いが好まれる傾向にあるため、シンプルで装飾がないデザインが基本です。
スーツに使われる素材も違う
リクルートスーツに使われる素材は、安くて丈夫な化学繊維(ポリエステルなど)が多く、ビジネススーツの場合はウール素材が主流となっています。
着用期間が短く就職活動でタフな着用シーンが想定されるなどの理由から、一般的にリクルートスーツはシンプルで安価な素材やデザインなので、ビジネススーツと並べて比べると光沢や高級感の違いが一目瞭然です。
リクルートスーツとビジネススーツとでは着用シーンが異なる
リクルートスーツは就職活動やインターンシップ、研修期間中など着用シーンはかなり限定的です。
一方ビジネススーツは普段の業務からちょっとしたパーティーまで、幅広いシーンで着用することが可能です。
就職活動ではスーツに「無個性」が求められますが、ビジネスシーンでは逆に「個性」をスーツで演出することが求められる職種や場面も数多くあります。
リクルートスーツはあくまでも就職活動~入社までと考えて、なるべく早くビジネススーツを新調しましょう。
フレッシュマンスーツって何?
リクルートスーツと混同しがちなフレッシュマンスーツ。
実はフレッシュマンスーツこそが新社会人向けのビジネススーツで、比較的求めやすい価格帯で購入できるスーツ全般を指す言葉となっています。
初めてのビジネススーツを新調したいけど、予算が不安だったり何を選べば良いか判らない・・という場合はフレッシュマンスーツがおすすめです。
リクルートスーツの選び方とは
リクルートスーツの選び方として意識すべきポイントは以下の通りです。
- 【最重要】サイズ感
- 色
- デザイン
リクルートスーツに限らず、スーツをかっこよく着こなす上で最も重要なことはサイズ感が合っているかどうかです。
初めてスーツを購入する場合、スーツのサイズ表記で戸惑う人は多いかもしれません。
カジュアルウェアならS・M・Lのようなサイズ表記ですが、スーツの場合はアルファベットで表示される体型区分、身長に対応する号数の組合せで分類されています。
購入時は必ず試着をして、不安があれば店舗スタッフに確認したりサイズを計ってもらうようにしましょう。
スーツのサイズについては、詳しく解説している記事でぜひ確認してみてください。
スーツの色は前述した通り、黒や濃紺などの落ち着いたカラーを選ぶのが定番です。
デザインはシンプルに、無地で派手さを避けることを意識して選ぶのが基本です。
リクルートスーツの購入方法とメンテナンス
続いては、リクルートスーツの購入方法とメンテナンスについて解説します。
リクルートスーツの購入は店舗がおすすめ
リクルートスーツは、紳士服を取り扱う店舗へ直接出向いて購入する方法と、ネットショッピングなどを利用して購入する方法があります。
前述したスーツのサイズ表を参考にしながら、ネットで購入することも可能ですが、なるべく実際の店舗に出向いて購入するようにしましょう。
店舗での購入をおすすめする理由はサイズ感で失敗するリスクが少ないからです。
スーツを購入するときは、試着をしてサイズ感を確認する作業は必須です。
困ったり悩んだりしたときに店舗スタッフに聞けるという安心感もありますし、簡単なお直しにも対応しているので微調整もできます。
ネットの方がリクルートスーツを安く購入できるかもしれませんが、就職活動でサイズが合わないスーツを着るリスクと見合わないと言えます。
セール時期を狙えば安く購入することも可能
リクルートスーツの相場は1着あたり1~3万円程度と言われてます。
購入する人の大半が学生さんなので、なるべく安く購入したいと考える人が多いかと思います。
大学生を対象とした就活フェアなどのセール時期を狙えばお得に購入可能なので、就職活動シーズンが近づいて来たらチェックしてみましょう。
リクルートスーツのメンテナンス方法について
基本的には一般的なビジネススーツのメンテナンス方法と同じで問題ありませんが、就職活動に悪影響を及ぼさないためにも清潔感に対する意識は強く持つ必要があります。
着用したときは毎回ちゃんとハンガーにかけてブラッシングで汚れを落とし、通気性の良い場所で保管するようにしましょう。
ポリエステル混紡生地が使われていることが多いリクルートスーツは、シワになりにくい反面”ニオイが残りやすい”という性質があります。
そのため、汗や湿気が気になる夏場などは特にメンテナンスが重要です。
防湿対策でシリカゲルなどの乾燥剤を活用したり、速乾性のあるスプレーや防臭剤などでニオイ対策をするのも良いでしょう。
通常、過度なスーツクリーニングは生地を痛める原因となるためNGですが、面接が続く場合ならクリーニングを利用して衛生状態を保つことも視野に入れるべきです。
就活で夏のスーツ着用時に注意すべきポイントを詳しく解説した記事もあるので、詳しく知りたい方は合わせて読んでみてください。
Q&Aでみる!リクルートスーツでよくある失敗や気になる疑問
最後に、リクルートスーツでよくある失敗や気になる疑問をまとめて解説します。
- リクルートスーツでありがちな失敗を教えてください。
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リクルートスーツの購入や着こなしで失敗する人は意外に多いようです。
特に多い失敗例をいくつか挙げると
- サイズが合っていないスーツを購入してしまった
- 購入時期と着用時期が合っていない
- 面接に行ったら色やデザインで変に目立ってしまった
- etc
本文中でも軽く紹介していますが、安さを重視しすぎて試着もせずにリクルートスーツを購入してサイズで失敗したという話はよく耳にします。
他にも夏用のリクルートスーツを購入したのに面接時期が冬だった、のように季節感で失敗するケースや、色やデザイン選びに失敗して面接会場で焦ってしまうなども多いですね。
上記のような失敗は、当記事で紹介した選び方のポイントを意識すれば防げるので、購入するときは慎重に選ぶようにしましょう。
- ユニクロでリクルートスーツを揃えても大丈夫でしょうか?
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リクルートスーツは基本的に画一的で無個性なデザイン・色であれば問題なく着用できるため、ユニクロで揃えても大丈夫です。
もちろんサイズ感が合っていることが大前提ですが、リクルートスーツでブランドを意識する必要はほとんどありません。
リクルートスーツをどこで買うのが良いか?について特集した記事もあるので、気になる方は合わせて目を通してみてください。
- リクルートスーツで入社式にでるのはマナー違反ですか?
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結論から言えば、記事内でも説明していますが入社式でリクルートスーツを着用してもマナー違反にはなりません。
しかし、入社式で普通のスーツを着用している新入社員もみかけるため、本当に大丈夫なのか・・・と不安になってしまう人がいるかもしれません。
就活用のスーツと入社式用のスーツの違いについては、別記事にて詳しく解説していますので、どうしても不安な方はチェックしてみてください。
リクルートスーツは就職活動の重要ツール!しっかり選んで正しく着こなそう!
リクルートスーツは、就職活動において自分を表現する重要なツールです。
- リクルートスーツとは比較的安価で画一的なデザインの就活用スーツのこと
- 控えめなデザイン・色を選ぶようにしよう
- 就活セールなどを利用して賢く安く購入しよう
- 買うなら店舗がおすすめ!試着ができるところで購入しよう
正しい選び方と着こなしを意識し、日々のメンテナンスを行うことで、第一印象をより良いものにすることができます。
本記事を参考に、自信を持って就職活動に臨んでください。