男性必見！スマートカジュアルの基本からシーン別着こなし術まで徹底解説！

スマートカジュアルは男性ファッションにおいて欠かせないスタイルの1つで、ビジネスシーンからプライベートまで幅広いシチュエーションに対応してくれます。

さまざまなシーンで活躍するスマートカジュアルですが、その定義や具体的な着こなしの方法がわからず悩んでいる男性も多いのではないでしょうか。

本記事ではスマートカジュアルの基本からコーディネートのコツ、さらにシーン別のポイントや注意点などを徹底解説します。

スマートカジュアルに興味はあるけど、アイテム選びやコーデに自信がない・・・という方には必見の内容となっています。

男性向けスマートカジュアルの基本と定義について

まずは男性のスマートカジュアルとはどんな服装なのか、その基本と定義について解説します。

そもそもスマートカジュアルとは？

そもそもスマートカジュアルとは、カジュアルスタイルとフォーマルスタイルの中間に位置するファッションスタイルを表す言葉です。

やや曖昧な定義に感じるかもしれませんが、男性の場合は清潔感・洗練さ・しっかり感などの印象を与える服装がスマートカジュアルに該当します。

スマートカジュアルと言われてもどんな服装をすれば良いのか悩む男性が多いのは、明確な定義が無いことに起因していると言えるかもしれません。

詳しくは後述しますが、同じスマートカジュアルでも【どんなシーンで着用するか】によってフォーマルとカジュアルのバランス感が変わるため、これがスマートカジュアルです！と1つの服装に定義できない曖昧さがあるのです。

ジャケパンについては基本スタイルからビジネスシーンでの活用方法、さらにはデニムやスニーカーを上手に組み込むコーデ術まで詳しく解説している記事があるのでぜひチェックしてみてください。

スマートカジュアルとカジュアルの違いとは

普通のカジュアルファッションとスマートカジュアルでは、一体何が違うのでしょうか？

カジュアルとスマートカジュアルの違いは、着用する「目的」にあると言えます。

普通のカジュアルファッションは、着用するときに具体的な目的などは無くリラックスしたり自分の趣味や嗜好を反映させた服装を楽しむためのスタイルです。

一方、スマートカジュアルは「場の雰囲気に自分を合わせる」や「少しだけきちんとした印象を持たせたい場面」など、シーンに合わせて意識的に服装やアイテムを選ぶ必要があります。

モーニングや燕尾服に代表されるようなフォーマルウェアとは違い、スマートカジュアルの場合は服装ルールやマナーは厳しくありませんが、逆にその曖昧さのせいでシーンに適した服装選びが難しいと感じる人も多いようです。

スマートカジュアルを意識した服装選びの基本

メンズのスマートカジュアルコーデで失敗しないためには、基本的な服装の選び方を知っておくことが重要です。

スマートカジュアル全般に共通した服装選びのコツを紹介します。

服装全体の色使いについて

スマートカジュアルの場合、コーデのベースカラー選びはとても重要な要素です。

清潔感やスマートさを演出する上で有効とされるベースカラーは以下の通りです。

暗めの色合いならネイビーやグレーをベースに、明るく爽やかな印象を演出するならホワイトやベージュをベースカラーにするのが王道です。

また、配色と同じように気を配りたいのが服の柄。

無地を選ぶのが無難ですが、シンプルなストライプ柄などもおすすめです。

スマートカジュアルの服装選びでは、奇抜な色や柄は避けてシンプルで清潔感のある色柄をセレクトするのが基本となります。

アイテム選びの基本

色柄と同様に、スマートカジュアルを意識したアイテム選びでも清潔感とシンプルさを強く意識することが重要です。

シャツは襟付きを選び、涼しい季節ならジャケットを取り入れたコーデも良いでしょう。

パンツはチノパンやスラックスを選ぶのが基本です。

もちろん、シーンによってはTシャツやジーンズをスマートカジュアルのアイテムとして選ぶことも可能ですが、その際も上質な素材が使われている物をセレクトするなど、カジュアルの中に洗練された印象を与えるアイテム選びを意識するのがおすすめです。

小物やブランドを上手に活用する

メンズのスマートカジュアルファッションでは、小物をアクセントとして取り入れるのも基本テクニックの1つです。

コーデ全体の印象にも影響する靴はもちろん、時計やベルトなどのアクセサリーの選び方や組み合わせ方でフォーマルとカジュアルのバランスを調整することが可能になります。

例えば靴の選び方などは判りやすいかもしれません。

革靴やローファーをコーデに組み込めばフォーマル度がグッとあがり、スニーカーを履けばラフでカジュアルな印象が強くなります。

ややカジュアルな印象が強いアイテムの組合せでも、高品質な素材やハイブランドを選ぶことでコーデ全体の格が一段引き上がり、スマートな印象を演出することも可能です。

シーンに合わせた男性向けスマートカジュアルコーデ

スマートカジュアルのメンズコーデにおける基本は前項でお伝えしましたが、シーンに応じてフォーマル・カジュアルのバランス加減を変える必要があります。

シーン別にコーデのポイントを解説するので参考に役立ててみてください。

結婚式やパーティーにおけるメンズのスマートカジュアル

フォーマル度：高い

男性がスマートカジュアルコーデをセレクトするシーンの中でも、結婚式やパーティーに出席するときのコーデはフォーマル感を意識したアイテム選びが重要になります。

ダーク系のスーツにシンプルなシャツやネクタイを合わせ、洗練されたスタイリッシュなコーデを心がけましょう。

結婚式の二次会や比較的ラフに参加できるパーティーなら、フォーマルな装いを基調としつつ少しカジュアル感のあるアイテムを取り入れて遊び心を演出するのもおすすめです。

ビジネスシーンにおけるメンズのスマートカジュアル

フォーマル度：やや高い

ビジネスシーンでスマートカジュアルコーデを実践する場合は、信頼感や清潔感を重視したアイテム選びを心がけるのが重要なポイントとなります。

基本的に色や柄は控えめにグレーやネイビーなど落ち着いたトーンを中心に、シャツやブレザーにチノパンやスラックスを組み合わせた王道のジャケパンスタイルがおすすめです。

ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルについては、詳しく解説している記事があるのでぜひコーデの参考として目を通してみてください。

プライベートシーンにおけるメンズのスマートカジュアル

フォーマル度：低い

デートやレストランでの食事など、プライベートな場面でのスマートカジュアルはリラックスできる服装の中に上品さをプラスしたコーデが求められます。

ジャケパンコーデからジーンズやスニーカーを取り入れたラフなスタイルまで、比較的自由なコーデを楽しむことができますが、ドレスコードが設定されているお店を利用する場合は注意が必要です。

また、いくら自由度が高いからといってもダメージジーンズや極端に奇抜な色や柄の服は避けた方が無難。

あくまでも清潔感とスマートさを念頭におきつつ、自由なコーデを楽しみましょう。

Q&Aでみるスマートカジュアルコーデで失敗しないコツとポイント

スマートカジュアルはシーン別にコーデのポイントが変わるため、アイテム選びや組合せを間違ってしまうと失礼な服装になってしまうこともあります。

スマートカジュアルに関連したよくある質問に答えるかたちで、コーデのコツと失敗を防ぐためのポイントを解説します。

スマートカジュアルにスニーカーはＯＫですか？

本文中でも軽く触れていますが、スマートカジュアルにスニーカーを取り入れること自体は全く問題ありません。

スニーカーをスマートカジュアルで活用するときは、シンプルで上品なデザインを選ぶなど全体のバランスを考慮することがポイントです。

ローファーや革靴に似たデザインのスニーカーなどを活用すれば、コーデ全体の印象は損なわず楽に過ごすことも可能となるのでおすすめです。

デニムパンツ（ジーンズ）はスマートカジュアルに使えますか？

スマートカジュアルコーデにジーンズはダメと決めつけてしまいがちですが、選ぶ色やシルエットにさえ気を付ければカジュアルなのに上品な印象のコーデを楽しむことができます。

濃い色合いのデニムパンツや白のパンツもスマートカジュアルと相性が良くおすすめ。

シルエットはなるべくスマートな印象になるようストレートを選び、コーデ全体はシンプルを意識してジャケットなどを合わせてバランスを取るとカジュアルすぎない印象のコーデになります。

シーンによってはデニムパンツは避けた方が良いケースもありますが、ドレスコードや服装マナーがなければスマートカジュアルにもばっちり使えますので積極的に取り入れていきましょう。

スマートカジュアルにアクセサリーは必要ですか？

スマートカジュアルの基本でも触れましたが、アクセサリーを上手に活用することでフォーマル・カジュアルのバランスを調整したり、個性を演出したりすることができます。

しかし、必ずしもアクセサリーを取り入れる必要はありません。

過度な装飾は”スマートさ”を損なう原因にもなるため、シンプルで洗練されたコーデを意識して必要最低限のアクセサリーで上品に個性を演出しましょう。

メンズスマートカジュアル成功のカギはバランス感覚！適切なコーデで楽しもう

スマートカジュアルは男性ファッションにおいて欠かせないスタイルの1つとして市民権を得ています。

本文中でもお伝えした通り、シーンによってフォーマル・カジュアルのバランスを見極めて適切なアイテムを選ぶことが”スマートにコーデを楽しむ”最大のポイントです。

スマートカジュアルの定義が曖昧ということは、言い換えれば自分らしいスタイルを自由にコーデできるという意味でもあります。

今回お伝えした基本的なルールを逸脱しなければ大きな失敗になることはありませんので、ぜひ自分らしいスマートカジュアルコーデを楽しんでみてください。