- スーツより礼服のクリーニング料金が高いのはなぜ?
- 礼服のクリーニング頻度はビジネススーツと同じでいい?
- 礼服をクリーニングに出したときの仕上がり日数の目安は?
礼服は着る機会が少ないため、どのタイミングでクリーニングに出せばいいのか悩んでる人は多いかと思います。また、礼服はビジネススーツよりも高価なため、クリーニングの料金も気になっているのではないでしょうか?
この記事では、礼服をクリーニングに出す頻度や料金の相場について解説していきます。
ビジネススーツは数回着用してからクリーニングに出すのが一般的ですが、礼服は着用するたびにクリーニングに出してください。
礼服は毎日着るものではないため次に着用するのが数か月~数年後になってしまう可能性があり、着用回数を目安にすると洗っていない礼服を長期間しまっておくことになるからです。
汚れたままの礼服を長期間保管しておくと、カビやシミの原因になってしまいます。礼服をクリーニングに出すタイミングは着用回数とは関係ないので覚えておきましょう。
男性用の礼服や喪服の種類については≫喪服に使えるメンズスーツの種類で詳しく紹介しておりますので、あわせて参考にしてみてください。
礼服のクリーニング頻度は普通のスーツと違う
スーツのクリーニング頻度は2か月~3か月に1回というのが目安になるため、ビジネススーツは数回着用した後にクリーニングに出すことになります。
しかし、礼服は頻繁に着るものではないため、クリーニングに出すタイミングがビジネススーツとは異なるので覚えておきましょう。
着用頻度が低くても礼服はすぐクリーニングに!
礼服のクリーニング頻度はビジネススーツとは違い、着た都度のクリーニングが基本です。
人によっては礼服を着る機会が年に1回もないため、複数回着用するタイミングを待っていると、汚れが残った状態で長期間礼服を保管することになります。
洗わないままで数か月礼服を放置しておくと、見えない汚れが原因でシミになってしまったり、カビが生えてしまったりすることがあります。そのため、礼服は着用したらすぐにクリーニングに出してください。
例外として、結婚式が重なったなどの短い期間に複数回着る機会があれば、その都度のクリーニングでなくてもかまいません。目安として、着用の間隔が1か月以上空くのであればクリーニングに出しましょう。
礼服は上下セットでクリーニングに出す
礼服をクリーニングに出すときの注意点として、上着とズボンでクリーニング頻度に差が出ないようにするというのがあります。
礼服は漆黒という深い黒色なので、上下でクリーニングの回数が違うと色の差が出てしまうことがあるからです。
ビジネススーツの場合は上着とズボンのクリーニング回数が違っても色の差が目立つことはありませんが、礼服ではクリーニング回数に差が出てしまうと、多く洗った方の黒色がくすんで見える場合があります。
クリーニング技術の進歩でクリーニングを繰り返しても生地へのダメージが少なくなってきていますが、完全に色落ちが防げるというわけではないため、礼服は上下同じタイミングでクリーニングに出してください。
クリーニング前とクリーニング後の保管方法
着用後にすぐにクリーニングに出す場合でも、着用した当日にクリーニング店に持っていくという人は少ないかと思います。クリーニング前の礼服はハンガーに吊るしてブラシをかけ、風通しの良い場所に保管しておきましょう。
また、着用頻度が低い礼服はクリーニング後の保管期間も長くなりがちなので、クリーニング後の保管の仕方にも注意が必要です。
クリーニングから戻ってきたらビニールカバーを取り、通気性のいい不織布などのカバーに交換してからクローゼットに収納してください。
礼服のクリーニング料金はやや高め
礼服は普段使いのビジネススーツとは生地の種類が違うため、クリーニング料金も高めです。店舗によって差はありますが、スーツの2倍程度の価格設定のことが多いです。
礼服には漆黒で光沢のない「濃染加工」が施された生地が使用されており、生地の色落ちを防ぐために専用の洗剤を使用します。また、他のスーツとは異なる工程で洗うなど、特別な方法でクリーニングするため料金が高くなります。
普通のスーツをクリーニングに出すときと同じ感覚で礼服をクリーニングに出すと、金額に驚いてしまうこともあるので事前にクリーニングの相場を確認しておいた方が良いでしょう。
店舗でのクリーニングの相場は2,500円前後
直接衣類を持ち込んでクリーニングしてもらう、いわゆる店舗型のクリーニング店での礼服の料金相場はオプションを何もつけない状態で2,500円前後です。
デラックスコースやプレミアムコースなど、高級感のある仕上がりにするコースでは5,000円程度かかることもあります。
通常コースとデラックスコースやプレミアムコースの違いは、生地が長持ちするような手間をかけた洗い方や立体的な形を整えるために機械ではなく手でアイロンを行うところです。
また、オプションによっても料金は変わってきます。
《礼服のクリーニングのオプション》
- 防虫加工 300円~500円
- 撥水加工 1,000円~2,000円
- シミ抜き 500円~3,000円(シミの種類や範囲による)
防虫加工は礼服のクリーニングでは基本料金に含まれている場合もあります。
撥水加工は食べ物をこぼしたときに汚れが付きにくくなる効果もあるので、結婚式や法事などで飲食する際に着用することの多い礼服には付けておいた方が安心できるオプションです。
宅配店舗の方が安い場合もある
宅配型のクリーニングの値段も店舗型の料金とほぼ同じで1着2,500円前後ですが、パック料金を使って大量の衣類のクリーニングを依頼する場合は、店舗型よりも代金がお得になります。
パック料金でクリーニングを受け付けている宅配型クリーニング店では、5点で10,000円、10点で15,000円、20点で20,000円というように量によって1点あたりの単価が下がるからです。
料金には染み抜きやボタン付け、毛玉取りなどのサービスが含まれていることが多く、使う時期まで保管してくれるサービスもあるため、店舗型より宅配の方が使い勝手がいいという人もいるかと思います。
注意が必要なのは礼服やスーツの場合は上下セットで1点と数えるのではなく、ジャケット1点+ズボン1点の計2点になることです。点数をオーバーしてしまうと追加料金が発生するので、数量を間違えないように注意しましょう。
礼服のクリーニングはオプションによって日数が違うので注意
礼服はクリーニング方法がビジネススーツと違うため、クリーニングの日数も一般的なスーツとは異なる場合があります。オプションにかかる日数にも注意してクリーニングに出しましょう。
礼服のクリーニングも即日仕上げ可能
礼服がクリーニングから仕上がってくる日数はお店によって違ってきます。店内でクリーニングの作業を行っている店舗であれば、他の衣類と同じように即日仕上げを行ってる場合がほとんどです。
その他の店舗でも礼服だから仕上がりが遅くなるということはなく、通常コースでのクリーニングであればビジネススーツと同じ日数で仕上がります。
2週間程度かかるオプションもあるので注意
クリーニングの日数は、撥水加工などのオプションを付けると通常よりも長くなります。特に汗抜きや染み抜きは1~2週間程度かかることがあるため注意が必要です。
汗や飲み物シミは、礼服のクリーニング方法であるドライクリーニングでは落ちない場合もあります。
通常のドライクリーニングで落ちないシミには、水溶性の汚れを分解する特殊な洗剤を使った汗抜きドライや、ウエットクリーニングという特殊な洗浄を追加するため時間がかかるのです。
宅配の場合はさらに往復の時間も考えなければならないため、宅配で礼服と一緒に他の衣類もクリーニングに出す場合は、すぐに使用する衣類が混ざっていないか確認してから送るようにしましょう。
礼服のクリーニングに関するQ&A
- 礼服はクリーニングに出さずに自宅で洗えますか?
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ウォッシャブルの礼服は自宅で洗えますが、洗濯機にそのまま入れて洗えるわけではありません。洗濯表示を見ると「30℃のぬるま湯で洗う」「脱水は弱く」などの表示があるかと思います。
洗剤やアイロンの温度など他にも注意しなければならないことが多いので、普段からデリケートな衣類を洗濯することに慣れている人以外はクリーニングに出した方が良いでしょう。
- 礼服を自宅で洗濯し、失敗してしまった場合はどうすればいいですか?
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自宅で礼服の洗濯に失敗してしまった場合はすぐにクリーニング店に相談してください。自分でもう一度洗いなおしたり、無理にアイロンで整えようとすると、更に状態が悪くなることがあります。
クリーニング店に持ち込んでも完全に修復できるとは限りませんが、プロに任せた方が復元の可能性は高いです。
礼服を着用したら早めにクリーニングに出そう
礼服をクリーニングに出すタイミングは着用する都度です。汚れが付いたままクローゼットなどにしまうとカビやシミの原因になるため、着用後はできるだけ早めにクリーニングに出してください。
礼服の黒い生地は普通のブラックスーツよりも深い黒でクリーニングの方法が普通のスーツと違うため、ビジネススーツよりもクリーニング料金が高めに設定されています。
宅配タイプのクリーニング店をうまく使えば価格を抑えることもできますが、利用するときは仕上がりまでの日数も考慮した方が良いでしょう。
- 礼服の生地は濃染加工という黒が深い染め方なのでクリーニングに手間がかかり料金が高い
- 礼服のクリーニング頻度は着用した都度
- クリーニングに礼服を出したときの仕上がり日数はスーツと同じで即日仕上がりの店舗もある
礼服は普通のスーツと比べてクリーニング料金が高いため、1回しか着ていない礼服をクリーニングに出すのはもったいないと感じてしまうかもしれませんが、長持ちさせるためにはその都度クリーニングに出すことが大切です。
着用する機会が少ない礼服は保管しておく期間も長いため、クリーニング後の保管状態にも気を付けましょう。