こんにちは、店長の前田です!
(* ̄O ̄)ノ コンニチハ
それでは、
「スーツのメンテナンス事典」
第235回目をお送りします。
スーツに関する基礎知識や小技、
ぜひ覚えておきたいメンテナンス法など、
有用なものを中心にまとめていきます。
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スーツのメンテナンス 235
「フォーマルスタイル:モーニングコート」
各スタイルごとのまとめといきます。
これを読めば、フォーマルスーツのことが一目瞭然!
<モーニングコート>
昼間に着用できる、もっとも正式な礼装です。
慶事では、格式高い結婚式、披露宴をはじめ
記念式典や公式行事などにおいて、
主役となる方、またはそれに準じる方が着用します。
弔事では、葬儀、告別式、一周忌までの法要などで、
主となる立場の人が着用することになります。
格式:正礼装(昼)
―スタイル―
・ジャケット
一般的なスタイルは、
黒の生地を使用した1つ釦のピークドラベル。
フロントはウエストから裾にかけて
大きく曲線的にカッティングされています。
・ベスト
必須です。
ジャケットと同じ黒い生地を使用するタイプのほか、
慶事では淡いグレー、淡いブルー(国際的)などでもOK。
また、同じく慶事においては、ジャケットとベストの生地が
同一の場合に限り、白襟(しろべり)をつけます。
・パンツ
ストライプパンツが一般的で、
日本では縞柄のコールパンツになります。
裾口はシングル、前上がりのモーニングカット仕立て。
・シャツ
レギュラーカラー、ウイングカラーで白無地。
袖口はダブルカフスが基本だが、
好みによってはシングルにしても大丈夫。
・タイ
シルバーグレー、白、黒の無地で結び下げ。
慶事ではアスコットタイのアレンジも可。
・アクセサリー
カフス:ゴールドorシルバーの台に、真珠・白蝶貝などの白石
サスペンダー:黒または白黒の縞
チーフ:白で麻素材のものをスリーピークで
手袋:グレーの鹿革が正式。白手袋でも可
ソックス:白黒の縞が基本。黒無地でもOK
靴:プレーントゥorストレートチップ(黒の内羽根式)
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“正礼装”という言葉を聞くと
無縁だと感じてしまう方もいるかもしれませんが、
じつは意外に着用の場面が多いのが、このモーニングコートです。
ある程度の年齢や立場になったら
ぜひとも手にしておきたい一着ではないでしょうか。
( ̄― ̄)(―_―)( ̄― ̄)(―_―)ウンウン