- 夏のドレスコードに合わせた服装は?
- ドレスコードがあっても夏には上着を脱いでもいい?
- 夏にスマートカジュアルを着るならどんな服装?
夏場の式典では、暑い中で上着を着て過ごすのは大変ですよね。ドレスコードの指定がある場合には、どこまで薄着になっていいか迷う方もいるでしょう。
ドレスコードがフォーマルスタイルの場合は、夏でも上着を脱いでドレスシャツやワイシャツ姿になることはできません。
スマートカジュアルのドレスコードではジャケットを脱いでも構いませんが、普段着に見えないコーディネートを心がけてください。
今回は暑い季節には軽装が許されるドレスコードや、着用できるアイテムについて解説していきます。マナー違反にならないように、夏のドレスコードを理解しておきましょう。
場面に合わせたドレスコードの選び方や着こなしについては≫ドレスコードの基本で詳しく紹介しておりますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
正装のドレスコードでは夏でも上着は脱がない
ドレスコードがフォーマルスタイル(正装、略礼装)の場合、夏でも上着を脱ぐことはできません。結婚式の新郎をイメージしてもらえばわかりやすいかと思いますが、夏でもタキシードを着ていますよね。
また、ドレスシャツやワイシャツを半袖にすることもNGです。袖までは気にしなくていいのでは?と思うかもしれませんが、シャツの袖はジャケット1~2cm出るのが通常で、燕尾服やモーニングでは、カフスボタンを付けることもあります。
ジャケットの袖からシャツが見えない状態は意外に目立ってしまうので、フォーマルな場面では必ず長袖のシャツを着用してください。
フォーマルスタイルのドレスコードで参加する行事なら、会場はエアコンがきいた状態なので暑さに悩まされることはないでしょう。
徒歩で会場まで移動する人は服が汗で汚れないか心配ですが、対策として会場まではスマートカジュアルなどの涼しい服装で行き、現地で着替えるという手があります。
主催者側が着替えをする部屋を準備する場合もありますが、ない場合は自分で手配しなければなりません。現地で着替えたいと思っている人は、事前に確認しておきましょう。
ドレスコードがカジュアルスタイルなら多少のアレンジが可能
ドレスコードがカジュアルスタイルの場合は、フォーマルスタイルより気軽な雰囲気の着こなしができます。
ただし、夏でも「スマートエレガンス」と「カジュアルエレガンス」ではダークスーツ、「ビジネスアタイア」はビジネススーツという基本は守る必要があります。
シャツはもともと下着なので上着を脱ぐのは失礼
男性がスーツの下に着るシャツ(ワイシャツ)は、もともとは股の下まで覆う下着を兼ねていました。
そのため、シャツだけという状態は肌着だけで過ごしていることになる失礼な行為です。上着を脱ぐ場合はベストを着用するのがマナーになります。
ベストで過ごすのは本来はドレスコードから外れた行為なので、夏でも最初から上着を脱ぐのではなく、会場に入る際や挨拶のときは着用しておきましょう。
どうしても暑い場合だけ脱ぎ、いつでもすぐ着用にできるようたたんで手に持っておいてください。
夏におすすめのスーツやアイテムの選び方
オールシーズン着用できるタイプのスーツもありますが、夏を快適に過ごしたい場合は夏用のスーツを準備しておくといいでしょう。
また、ネクタイやシャツも涼しげな色やデザインのものを選ぶと好印象です。
夏は素材に着目してスーツを選ぼう
スーツには暑さに対応した夏用のものがあります。夏用のスーツは裏地を一部しか付けずに通気性を良くしたり、リネンやコットンなどの薄くて軽い生地で作られたりと、暑くても快適に過ごせるよう工夫されています。
薄い生地はしわになりやすいものが多いので、購入するときはウールやポリエステルなどのしわになりにくいもの生地と混合のものを選ぶといいでしょう。
また、生地によっては安っぽく見えるもあるので、値段だけにとらわれず素材のハリや光沢などもチェックしてみてください。
ネクタイやシャツの見た目で涼しげな雰囲気に
ドレスコードでは相手に好印象を与えることが大切です。夏場であれば淡い色合いのコーディネートで、見た目からも涼しさを感じられるようにします。
ネクタイの色は水色やクリーム色など、明るい色を選ぶとさわやかな印象になります。20代なら水滴をイメージする大き目のドット柄やグラデーションのネクタイなどの若者らしいアイテムを取り入れてもいいでしょう。
30代や40代になると、あまり明るい色を取り入れてしまうと浮いてしまうので、明るさより色の温度を意識してください。青などの寒色を選ぶと涼し気な印象を与えることができます。
ワイシャツは汗をかいたときのことも考え、汗染みが目立つ濃い色ではなく薄い色がおすすめです。
光の加減によってストライプが浮き出るシャドーストライプのワイシャツは清涼感があり、どんな色のネクタイとも合わせやすいアイテムになります。
夏のスマートカジュアルは普段着にならないよう注意!
ドレスコードがスマートカジュアルの場合、夏にはジャケットを着用しないスタイルもOKです。
ただし、ジャケットを脱いでしまうとカジュアルなイメージが強くなってしまうので、襟付きやしっかりとした素材の服を選び、普段着ではない「スマートカジュアル」のスタイルになるよう気を付けてください。
もちろん、ジャケパンスタイルでも問題はありません。水色やベージュなどの明るいカラーのジャケットを選ぶと、ジャケットスタイルでも重苦しくならず涼し気です。
ジャケットを羽織る場合は、インナーは半袖のTシャツでも構いませんが、丸首よりVネックの方がスタイリッシュになります。
ジャケット&パンツは単品で購入すると、素材の違いなどで合わせたときに違和感が出る場合がありますが、GINZA SAKAEYAのゼニア生地のジャケパンなら、素材に統一感がありビジネスにも着回しが可能です。
ノージャケットの着こなしではポロシャツも可ですが、ジーンズやサンダルを合わせるのはNGです。チノパンや革靴、ローファーを合わせカジュアルすぎないコーディネートを目指しましょう。
夏のドレスコードに関するQ&A
- 夏のドレスコードについて、高級店に行く場合はどんな服装をすればいいですか?
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レストランにドレスコードがある場合は指定に従い、ない場合はダークスーツを着用しましょう。
高級レストランならエアコンがきいていて暑いということはないので、基本通りのコーディネートで来店してください。
高級レストランにおすすめのドレスコードはスマートエレガンスになります。
- スマカジとはどんな服装のことですか?夏にスマカジのドレスコードを指定された場合は何を着ればいいのでしょう?
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スマカジはスマートカジュアルの略です。
夏のスマカジでは「ジャケット+Tシャツ×チノパン」「ポロシャツ×チノパン」「襟付き半袖シャツ×チノパン」など、普段着より少し上品なスタイルを目指してください。
夏のドレスコードはカジュアルになりすぎないよう気を付けよう
夏でもドレスコードにはルールがあります。フォーマルスタイルのドレスコードは、オールシーズン同じコーディネートなので、自己流や思い込みでカジュアルダウンしないように注意しましょう。
スマートカジュアルはノージャケットでもOKですが、襟付きのシャツやローファーなどアイテムに気を使い、普段着に見えないようにしてください。
- フォーマルな場面では通年同じドレスコードに従う
- 夏でも上着を脱ぐのは失礼だがカジュアルスタイルならベスト着用でもOK
- 夏のスマートカジュアルはチノパンと靴でカジュアルすぎないようにする
ドレスコードは自分のためではなく、相手に対する気遣いになります。夏のアイテムを取り入れてもいいカジュアルスタイルでは、相手にも涼しい気分を味わってもらえるよう気を配ってみてはいかがでしょう。
ドレスコードの詳しい内容については≫ドレスコードの基本で紹介しておりますので、あわせて参考にしてた抱ければと思います。